2024年11月に「FIELDSTYLE EXPO 2024」が開催され、カーショップのYURTはトヨタ「シエンタ」向けの車中泊キット「VANLIFE ROOMKIT」を展示しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■新しい素材にマホガニーを採用し、高級感がアップ!
2024年11月16日・17日に、Aichi Sky Expo(愛知県常滑市)でカーイベント「FIELDSTYLE EXPO 2024(フィールドスタイルエキスポ2024)」が開催され、アウトドア関連の用品・サービス、それにアウトドアシーンに最適なオフロードカスタムカーやキャンピングカーなどが多数登場しました。
そのなかで今回注目するのは、カーショップYURT(ユルト/静岡県焼津市)のブースで展示されていた、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」向けの車中泊キット「VANLIFE ROOMKIT(バンライフ ルームキット)」です。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
車中泊やロードトリップを楽しむユーザーに向けたサービス・商品を展開するユルト。
今回、展示していたバンライフ ルームキットは、シエンタの車内で寝泊まりするのを目的としています。
コンセプトは「日常は乗用車、週末は好奇心を掻き立てるクルマ」。
最大の特徴は、1つのキットで4種類のモードに切り替えることができ、様々な場面で快適に過ごせるようになっている点です。
まず基本となるのが、テーブルなどを折り畳んだ「乗用車モード」。
そして、こちらから10秒程度で展開できるのが「ルームモード」で、後部座席を倒し、大人2人が余裕をもって寝られる広さのフルフラットなフローリングの空間を作ることができます。
さらに片面のフローリングを収納し、後部座席をソファのように使って過ごせる「リビングモード」や、荷室の棚板を外テーブルとして使用し調理などを行える「アウトドアモード」にも変更可能です。
このキットは2024年6月に行われた「FIELDSTYLE JAPAN 2024(フィールドスタイルジャパン2024)」にも展示されていましたが、今回のFIELDSTYLE EXPO 2024で展示したキットにはさらなるアップデートが行われています。
一番の変化はルームキットに使用している素材に、高級家具などにも使われるマホガニーを新たに採用。
これにより、室内空間の高級感が高められ、よりモダンなコーディネートに仕立てられています。
さらに、マホガニーは時間経過によって色合いも変わるため、使い込むと車内の経年変化も楽しめるのも大きなポイント。
くわえて、木材自体が軽くなったので、モード変更がさらに簡単になったことも、新たな魅力の1つです。
バンライフ ルームキットの価格は67万9800円(消費税込み)です。
なお、2024年12月時点では5人乗りのシエンタのみに対応しています。
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バンライフ ルームキットの人気はかなり高いようで、イベント時点で納期は3ヵ月待ちとのことでした。
それもあってか、最近では新たな増産体制を計画しているとのことです。