トヨタのインドネシア法人は2024年12月15日、小型トラック「ハイラックスランガ」の3列シートSUV仕様を公式SNSで発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■めっちゃカッコイイ…! 新型“7人乗りSUV”!
トヨタのインドネシア法人は2024年12月15日、小型トラック「ハイラックスランガ」の3列シートSUV仕様を公式SNSで発表しました。
ハイラックスランガは、トヨタの新興国向け世界戦略車「IMV(Innovative International Multipurpose Vehicle)」プロジェクトの一環として開発された小型トラック。
日本でも販売されている「ハイラックス」よりひと回り小さく、質実剛健とした設計思想のもと仕向け地のニーズに応じて、荷台部分を柔軟に拡張できるのが特徴です。
生産国のタイでは「ハイラックスチャンプ」という車名で2023年11月にデビュー。2024年10月からはインドネシアでも販売が始まりました。
ボディサイズは全長4970mm×全幅1785mm×全高1740mm、ホイールベース2750mm。
パワーユニットは2リッターガソリン(最高出力139PS・最大トルク183Nm)または2.4リッターディーゼル(最高出力149PS・最大トルク343Nm)の2種類。ギアボックスは5速MT、ディーゼル車のみ6速ATも用意しています。価格は1億8870万ルピア(約180万円)から。
そんな小型トラックをベースにしたSUVが、今回公式SNSで発表されたハイラックスランガSUV(仮名)です。
3分割の樹脂剥き出しバンパーをはじめフロントセクションは基本的に同じですが、ヘッドライトを上下2段デザインに変更するとともに、ルーフを若干高めに設計しています。
サイドは下部に樹脂剥き出しのクラディングパネルを装備。リアはピラーを黒色にすることで骨太感を演出したほか、バックドアに「RANGGA」の文字ロゴを大きく施しています。無骨な印象を残しながらも、淡いグリーンとホワイトルーフのポップなカラーコーディネートによって親しみの湧く仕上がりです。
シートレイアウトは2-3-2の7人乗り。発売時期や価格などは未定ですが、ファミリー層にも支持されそうです。
SUVが世界的に定番化するなかにあっても、頑丈なラダーフレームを用いたSUVは少数派。しかも大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ感を実現。
ハイラックスランガSUVはインドネシア以外からも注目を集めそうです。