タタ・モーターズには、日産のSUVと同名の「サファリ」というクルマが存在します。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■インド版の「サファリ」は全く違う!
インドの自動車メーカーであるタタ・モーターズ(以下、タタ)には、日産のSUVと同名の「サファリ」というクルマが存在します。
このインド版のサファリとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
タタのハリアーも、日産と同様にSUVタイプのボディを採用したモデルです。
初代モデルが登場したのは1998年で、主に欧州市場をターゲットとし、三菱「パジェロ」やトヨタ「ランドクルーザー」などに代わるオフロード車という位置づけで開発されました。
その後、2021年に初のフルモデルチェンジを実施し、現行モデルである2代目が誕生。
現行モデルのボディサイズは、全長4668mm×全幅1922mm×全高1795mmで、ホイールベースは2741mm。
エクステリアは、ドットデザインのフロントグリルにLEDヘッドライトや横一文字のテールライトなどが特徴です。
一方でインテリアは、ボタンが少なくシンプルで使い勝手の良いデザインとなっています。
インパネ中央には、自動車向けの技術提供会社であるハーマン社製の12.3インチタッチスクリーンインフォテインメントを装備。
運転席には、約10.25インチフルデジタルインストルメントクラスターを採用します。
また、ルーフや前席部分に取りつけられたアンビエントライトや、ボディカラーと同色のアクセントトリムといったモダンなコーディネートを実現するアイテムを多数搭載しているのも見どころです。
パワーユニットには、最高出力170馬力・最大トルク350Nmを発揮する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、6速ATもしくは6速MTと組み合わせます。
価格は、154万9000インドルピーから264万9000インドルピー(日本円で約275万円から約470万円)です。
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欧州市場をターゲットにしたオフロード車として誕生した、タタのサファリ。
初代モデルにはカーナビが見にくい、シフトレバーの位置が悪いといった、主に上級グレードでの装備に関する課題点が多々ありましたが、改善を重ねた結果、約26年もの長期にわたって親しまれるモデルとなりました。
当初はシンプルだったエクステリアデザインも、全面刷新してからは時代に即したものへと変わり、最新モデルにふさわしいルックスを獲得しています。