2024年12月20日にトヨタが発表した「アルファード/ヴェルファイア」の一部改良では、最上級モデル「スぺ―シャスラウンジ」が新たに設定されました。そのパッケージにネット上では多くの反響が集まっています。
■後席空間がめちゃ広い「スペーシャスラウンジ」がスゴい!
トヨタは2024年12月20日、高級ミニバンである「アルファード」と「ヴェルファイア」の改良モデルを発表しました。
同時に、トヨタ車体の架装によりショーファードリブンとしての価値を高めた最上級モデル「スペーシャスラウンジ」が新たに設定され、2025年1月31日から発売を予定していることが明らかになりました。
その豪華装備を纏った新しいグレードの登場は、ネット上でも大きな反響を呼んでいます。
アルファードが初めて市場に登場したのは2002年、ヴェルファイアはそれから6年後の2008年にデビューしました。
それ以来、両モデルは高級ミニバンの代表格として日本国内外で確固たる地位を築いています。
現行モデルは2023年6月に発売され、アルファードが4代目、ヴェルファイアが3代目となりました。
今回の一部改良では、新しく設定された「スぺ―シャスラウンジ」がその中でも大きな特徴と言えるでしょう。
このモデルは、トヨタ車体によって企画・開発され、「エグゼクティブラウンジ」をベースに設計されました。
特にショーファードリブンとしての魅力を追求した4人乗り仕様となっており、ビジネスシーンからプライベートな特別なひとときまで、幅広い用途に対応する最上級モデルです。
スペーシャスラウンジでは、前席2座と後席2座という構成により、後部座席の広々とした空間を実現。
この空間は、快適性と贅沢さを追求した装備の数々により、リラックスした移動時間を提供します。
特にリアシートには約420mmもの広い足元スペースを確保し、電動で前後に調整可能なオットマンを装備。
また、ヘッドレストに内蔵されたスピーカーによって臨場感あふれるサウンドが楽しめるよう工夫されています。
さらに、前席の背後には大容量の冷蔵庫を設置し、フロアには荷物を置ける大型トレイを配置。
前後を仕切るカーテンには専用生地が使用され、静かで落ち着いたプライベート空間が演出されています。
移動中の着替えをサポートする取り外し可能な洋服掛けは、最大9着まで収納可能。
また、広々としたラゲッジスペースにはゴルフバッグを4個積むことができ、実用性にも優れています。
外装には、「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラック」「プレシャスブロンド」という3色が用意され、内装には「ニュートラルベージュ」と「ブラック」の2色が選べます。
また、オプションとして、飛び石などによる傷を防ぐ「ペイントプロテクションフィルム」が設定されており、長期間にわたり美しい外観を保つことが可能です。
このフィルムは、上品なセミマット仕上げと鮮やかなツヤ感を維持するクリア仕様の2種類から選べます。
パワートレインは、2.5リッターエンジンと前後モーターを組み合わせたハイブリッドモデルと、51Ah容量のリチウム電池を搭載したプラグインハイブリッドモデルを用意。
特に後者はミニバン初のプラグインハイブリッドモデルとして設定され、システム最高出力は306馬力、WLTCモード平均燃費は16.7km/L、EV航続距離は73kmを確保しました。
なお価格(消費税込)は、ハイブリッドモデルのE-Fourが1272万円、プラグインハイブリッドモデルのE-Fourが1480万円と、8人乗り仕様の最廉価モデル「X」(510万円から532万円)の3倍近い価格設定となっています。
ネット上では、このスぺ―シャスラウンジに対して「こういう豪華なアルファード待ってました」「3列目って結局使わないから2列がちょうどいい」「ショーファーカーとしてこれで迎えに来られたらテンション上がるわ」など、好意的な意見が多く寄せられています。
また、「最廉価モデルの倍以上するのかよ」「同じアルファードでも価格差すごいな」「この価格はレクサス『LM』とも迷う」など、約1500万円に迫る価格設定に驚きの声や、プラットフォームを共有しているレクサスLMを意識したコメントも。
そのほか「納期が長引かないか不安」「最上級モデルのリセールバリューが気になる」といった懸念の声も一部で上がっています。
このように、スぺ―シャスラウンジの登場は価格に相当する豪華内装を設え、ショーファーカーとしての需要に応える新たな選択肢を提供しており、多くの注目を集めているのです。