カスタムメーカー「バリュープログレス」が創り上げた新型スーパーカー「ビースト」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
■ド迫力の「和製スーパーカー」が完成!
福島県を拠点とするカスタムカーメーカー「Value Progress(バリュープログレス)」は、2024年7月に新型スーパーカー「Beast(ビースト)」の完成を発表しました。
新型ビーストとは、一体どのようなスーパーカーなのでしょうか。
バリュープログレスは、「東京オートサロン」などの自動車イベントで数々の賞を受賞してきた、実力派のカスタムカーメーカー。
同社のフラッグシップモデルとして開発された新型ビーストは、V型12気筒エンジンに6速MTを搭載しており、また車名の「野獣」が意味する通り、荒々しく迫力あふれるデザインが特徴のスーパーカーです。
新型ビーストのボディサイズは、全長5030mm×全幅2400mm×全高1100mmと、全長・全幅ともに大きな車体を採用。
リアスポイラーも加えた高さでも1260mmと低く、ワイドなスタンスがただならぬ雰囲気を漂わせます。
エクステリアも特徴的で、「和製スーパーカー」を名乗るとおり“和”をテーマとした日本らしいデザインを追求。
荘厳な神社や仏閣、鳥居を彷彿とさせる多段式エアロと、複雑な直線が組み合わされたボディパネルによって、神秘的なオーラを醸し出しています。
また、情熱的なイタリアンレッドのボディカラーも、先述の日本的な造形によって図らずも“和”を思わせるものへと昇華されているのは、バリュープログレスの緻密な計算や造形、デザイン力あってのものかもしれません。
ルーフは空力に優れた形状となっており、ミッドに搭載されたV型12気筒エンジンへの空気流入を最適化する設計を採用。
リアには4本の極太マフラーとインパクトのあるリアディフューザーを採用。
この新型ビーストは、イタリアのスーパーカーメーカー ランボルギーニの「ディアブロ」をベースに開発されており、ボディを全面的に改造したモデルとなっています。
開発を担当したバリュープログレスの白岩氏は、スーパーカーに匹敵する車を製作しようという強い思いからこのプロジェクトに着手したと説明。
公式サイトでも「メイド・イン・ジャパンの超スーパースポーツカーを作る」という夢が語られており、その熱意がうかがえます。
新型ビーストの車両価格は未定で、製作台数や今後の反応を見つつ決定される予定です。