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トヨタ新型「ランクル“ミニ”」はどんなクルマに!? 全長4m以下? カクカクデザイン採用? お買い得な価格? 待望の「コンパクト本格SUV」登場へ

くるまのニュース 2025年1月13日 7時10分

トヨタの本格4WD「ランドクルーザー」シリーズに「ランクル”ミニ”」ともいうべき新型コンパクト・クロカンSUVの登場が近いようです。それはどんなクルマになるのでしょうか。

■「ランクルミニ」のデビューを示唆する映像があった

 2021年8月に14年ぶりのフルモデルチェンジを果たした「ランドクルーザー(300系)」、2023年8月には「ランドクルーザー プラド」の実質的後継車「ランドクルーザー 250」を発表、同時に「ランドクルーザー 70」の日本市場再導入も発表されました。

「オールラインナップ」戦略をとるトヨタは、さらなるランドクルーザーシリーズの拡張を計画しています。

 トヨタが2023年8月3日に開催したランドクルーザー250・70のワールドプレミアでは、さらに2台のランドクルーザーの登場を予告していました。そのワールドプレミアは、YouTubeでライブ放送され、そのアーカイブ映像が現在もYouTubeチャンネル「トヨタYouTubeショールーム」で見ることができます。

 その動画の18分40秒付近で、ステージ上のランドクルーザー250と150の背景スクリーンには、大型のランドクルーザーと小型のランドクルーザーのシルエットが映し出されています。

 2台のランドクルーザーのシルエットが映し出されるところで、トヨタ自動車の取締役・執行役員 デザイン領域統括部長のサイモン・ハンフリー氏が、「世界中の誰もが”移動の自由”を享受できるのは普遍的な権利」とした上で、「世界のあらゆる地域で、移動は贅沢ではなく、生き抜くためのライフライン」だとし、ランドクルーザーが世界中から信頼を受けた理由がそこにあったことを語り、さらに今後は「カーボンニュートラルへのさらなる提案」と「より手に入れやすくできないか」と考えていると語っていました。

■コンパクトで安価な「ランクル ミニ」の登場は近い?

 ハンフリー氏がランドクルーザーについて「カーボンニュートラルへのさらなる提案」と語り、スクリーンに映し出されていた大型のランドクルーザーのシルエットは、ランドクルーザー250・70のワールドプレミアの2カ月後に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でトヨタが出展したコンセプトモデルでBEV(電気自動車)の「ランドクルーザー Se」であったことが判明しました。

 いっぽうハンフリー氏が「より手に入れやすくできないか」と語り、スクリーンに映し出されていた小型のランドクルーザーについてのコンセプトモデルは出展されておらず、続報が今もない状況です。

 しかし、これまでのトヨタの発表を遡ってみると、世界中が注目した2021年12月14日開催の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で、全16台のモックアップ(実物大モデル)が会場に並べられ、その最後列向かって左から2番目にライトブルーのクロカンタイプのSUVがあったのを確認できます。

 そのライトブルーのBEVクロカンSUVが、新型「ランドクルーザー ミニ」になるのではないかと推測できます。

 また、2022年6月に欧州でコンセプトカー部門のカーデザイン賞を受賞した「コンパクトクルーザーEV」もありました。

 SNSでは、新型ランクルミニに期待を寄せる声が多数寄せられています。

 その中で多かったのは、かつてのランクルシリーズを想起するもので、1960〜84年に販売されていた「ランクル40」の復活を期待していました。

 ランクル40は、全長3840mm × 全幅1666mm というコンパクトなボディサイズでした。
 
 ハンフリー氏が「より手に入れやすくできないか」と語った新らたなランクルは、全長4mを切る、手の届きやすいコンパクト・クロカンSUVと期待してもいいかもしれません。

 また、トヨタ会長の豊田章男氏の愛車の1台に、スズキ「ジムニー」があることを指摘し、「ジムニーを上回る本格派4WDが登場してもおかしくない」といった声や「ジムニー並みの低価格で登場してほしい」という声も目立っていました。

 さらに目立つコメントは、価格に関するもので、ランクル300・250・70が手の届きにくい高価格帯になったしまったことを受けて、“新型ランクルミニ”が登場しても、300万円以上となると「手が届かない」といった声が散見されていました。

 はたして、“新型ランクルミニ”はいつ、どんなクルマで登場するのでしょうか。続報に期待しましょう。

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