ホンダの軽商用バン「N-VAN」が2024年4月に追加設定した特別仕様車「STYLE＋ NATURE（スタイルプラス ネイチャー）」は、特に個人ユーザーから多くの注目を集めている1台です。どのようなクルマなのでしょうか。
■軽商用車のイメージを覆す豪華な仕立て！
ホンダは2024年4月に実施した軽商用バン「N-VAN（エヌバン）」の一部改良時に、新たな特別仕様車「STYLE＋ NATURE（スタイルプラス ネイチャー）」を発売しました。
内外装をオシャレにカスタマイズしたモデルとして、商用モデルながら個人ユーザーからの注目も高まっているといいますが、どのような仕立てなのでしょうか。
N-VANは、2018年に登場した軽商用車です。
ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを活かしたFFプラットフォーム採用による、低床で広いラゲッジスペースを持つほか、助手席側のBピラーをなくしたことで、従来の軽ワンボックスバンにはない優れた使い勝手も確保しています。
そのため、配送業などのビジネス用途以外にも、アウトドアレジャーや車中泊といった一般ユーザーによる趣味用途での活用も強く意識して開発されているのも特徴です。
後席や助手席が床下に完全収納されるフラットな荷室には、自転車などの長いモノを積むことができるほか、寝床を確保すれば大人の就寝も可能なほど。
工夫すれば大人2名の就寝もできるため、車中泊ユーザーからも一定の支持を集めている人気モデルとなっています。
2024年に追加設定された「STYLE＋ NATURE（スタイルプラス ネイチャー）」は、そんな個人ユーザー向けの特別仕様車で、アウトドアシーンに似合うオシャレな内外装の仕立てを特徴としています。
ベースは、660cc自然吸気エンジン搭載の上級グレード「FUN」です。
外観は、マットブラック＆ピアノブラック調のフロントグリルやブラックアウタードアハンドル、ブラックリアライセンスガーニッシュ、シルバー＆ブラックの専用カラーリングで仕上げたホイールキャップなどを装備。
より「ギア感」を増したタフな印象のデザインに変更されています。
また内装は、オシャレなアウトドアテイストのナチュラルな空間に仕上げられました。
フロントドアアッパーライニング、インパネガーニッシュ、運転席のエアコンアウトレットリング、ピアノブラック調のステアリングガーニッシュにはそれぞれカーキ（淡い茶系色）の加飾が施されます。
またジャージ地のシートもカーキの表皮とされ、軽商用車のイメージを覆す豪華なインテリアに生まれ変わりました。
SNSなどでも「良い意味で商用車っぽくない」「オシャレ」「車中泊してみたい」などの声が寄せられており、アウトドア派のユーザーが気になる1台となっているようです。
N-VAN特別仕様車 スタイルプラス ネイチャーの車両価格（消費税込み）は、FFモデルが185万9000円、4WDモデルが199万1000円です。