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不正改造車「32台」に「ただちにクルマを直しなさい!」命令! 大迷惑な出っ歯・竹ヤリ&シャコタン&爆音マフラー装着車を“一斉摘発”! 年末年始で街頭検査を実施

くるまのニュース 2025年1月10日 5時50分

国土交通省 関東運輸局は、東京・茨城・山梨の各運輸支局で年末年始に実施した特別街頭検査の内容を公表しました。32台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。

■「初日の出暴走」に行く不正改造車を一斉摘発

 国土交通省 関東運輸局は2025年1月6日、東京・茨城・山梨の各運輸支局で年末年始に実施した特別街頭検査の内容を公表しました。
 
 49台の車両を検査し、32台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。

 不正改造車は、公道を走行する際に定められている保安基準に適合せず、非常に危険で他の交通にも影響を及ぼします。

 たとえば、ヘッドライトやテールライトの色を変えてしまうと、一体どんなクルマなのか、進んでいるのかバックしているのか、はたまた壊れて停止しているのか判断がつかなくなります。

 また、大きなウイングや張り出したスポイラーを取り付けると、周りの人やクルマにあたったり、適切に取り付けていなければ脱落することも考えられます。万が一事故が起きれば、人に多大な傷害を与える可能性もあります。

 また、爆音を撒き散らすマフラーを取り付けると、走行時に周囲への迷惑になるほか、運転手自身もクラクションや緊急車両の音などがかき消され、非常に危険です。

 いっぽう、こうした不正改造車は例年、年末年始にかけて発生します。昔のいわゆる暴走族や走り屋などによる「初日の出暴走」や「走り初め」のような行為が今でも残っているのです。

 単に不正改造したクルマで爆音で迷惑走行するだけでなく、高速道路のパーキングエリアを占領したり、どこかの施設に集まって空ぶかしやドリフトなどの暴走行為を行っており、付近住民や一般ドライバーに多大な迷惑を及ぼしています。

 こうしたことを踏まえ、国土交通省では自動車技術総合機構関東検査部と連携し、各都県の警察と合同で、不正改造車を排除するために特別街頭検査を実施しています。

 ことしの年末年始で実施した特別街頭検査では、2024年12月30日に中央道 大月IC、31日に首都高都心環状線(C1)内回りの白魚橋駐車場、2025年1月2日に茨城県立大洗公園駐車場で、合計49台に対し、不正改造がないかを調べました。

 このうち32台で、騒音基準を満たさないマフラーの取り付け、違法な灯火器の取り付け、最低地上高不足、後写鏡の取外し、回転部分突出が確認されました。

 32台には「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容の「整備命令書」が交付され、改造車の所有者は最寄りの陸運局などにクルマを持っていき、確認を受ける必要があります。

 国土交通省は「引き続き、街頭検査の実施などを通じて不正改造車の排除に取り組んでまいります。」としています。

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