トヨタのアメリカ法人は2024年12月17日、SUVタイプの電気自動車(EV)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の2025年型を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■初の黒仕様を用意!
トヨタのアメリカ法人は2024年12月17日、SUVタイプの電気自動車(EV)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」のスターティング価格を最大6000ドル(約95万円)安くした2025年型を発表しました。
bZ4Xは、スバルと共同開発したEV専用プラットフォームを採用するbZシリーズ第1弾です。「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」をコンセプトに、2021年発表、翌2022年に発売されました。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。パワートレインはフロントに150kWモーターを搭載するFWDと、フロント・リアそれぞれに80kWモーターを搭載する4WDがあります。
今回発表された2025年型のトピックは、まず新グレード「ナイトシェード」の追加です。フロントロアグリルフレーム、20インチホイール、アウターハンドル、ルーフスポイラー、バッジをブラックで統一することによって、より精悍なスタイルへと引き上げています。
またインテリアは、シートやトリムのカラーをブラックで統一するとともに赤色のステッチを随所に施しており、スポーティな雰囲気となっています。トヨタは他モデルでもナイトシェードを展開していますが、EVとしては今回が初となります。
全グレードに対してトヨタセーフティセンスをアップデートするなど機能の拡充を図りながら、大幅な値下げを実施したのも大きなトピックです。
たとえば標準グレードの「XLE」(FWD)は従来4万3070ドル(約670万円)だったのが2025年型は6000ドル安い3万7070ドル(575万円)に。割合にして約14%の値下げとなりました。
上級グレードの「リミテッド」(FWD)も従来より5380ドル(約85万円)安い4万1800ドル(約650万円)。新グレードのナイトシェードは4万420ドル(約630万円)となります。