エアロパーツメーカーのESBが新作エアロキットをSNSで公開。トヨタ「ルーミーカスタム」を「ランドクルーザー300」ルックにカスタムした実車を公開しています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■トヨタ「ルーミー」ベースの「ランクル300!?」
大阪府羽曳野市に本社をかまえ、オリジナルのエアロパーツ企画・販売などを手掛けるESB(イーエスビー)が、2024年12月13日に新作のエアロキットをSNSにアップ。
トヨタ「ルーミーカスタム」を「ランドクルーザー300」ルックにカスタムした実車を公開しています。一体どんな特徴があるのでしょうか。担当者に話を聞きました。
今回ESBが手掛けた「CLS FOX M900A系 ルーミーカスタム用エアロKIT」は、フロントバンパー&リアバンパーのみの交換でランドクルーザー300風ルックに変身できるカスタムキットです。
リア周りもトヨタライクなバンパーを備え、存在感のある1台に仕上がります。
なお、適合はルーミーカスタムのほか、ダイハツ「トールカスタム」、スバル「ジャスティ」の現行モデルとなりますが、前期型もグリル&バンパーグリルを後期型に変更すれば装着可能だといいます。
今回の新作エアロキットの製作経緯について、ESBの担当者は以下のように話します。
「現在新車が手に入りにくくなっているため、現行車でも程度の良い中古車が豊富に流通している車種でのベース車探しから始まりました。
そのなかでもカスタムベースとしての維持費が安く、車内も広々、装備充実という点から、今回ルーミーカスタムをベース車として選びました」
またこだわりのポイントについて以下のように話します。
「SUVの王様ランドクルーザー300系との雰囲気の似たライト回りやグリルを生かし、バンパー交換のみでランクル風な顔面へチェンジした部分です。
オリジナルのリフトアップサスペンション『アゲバネ』で30mmの車高アップ、ルーフにはINNO製のルーフボックスを装着し、アウトドア遊びに思いっきり使っていただけるよう製作しました。
またバンパー交換のみで純正ライトやグリルをそのままでランクル風にできるお手軽さもポイントです。
リアバンパーはトヨタライクなデザインで自然にSUV的なリア回りを再現。エアロパーツ&サスペンションは完全に車検対応部品となります。
ほかにも、車中泊などに便利なFOXマットを敷けば大人一人なら十分すぎる広さでゆったりと寝られます」
デモカーの愛称について担当者は、「『ランドクルーミー』略してランクルですが、あくまでも製品名ではなくデモカーの愛称です」と話しており、愛称で親しんでほしいと想いを語っています。
CLS FOX M900A系 ルーミーカスタム用エアロKITの価格(全て税別)は、フロントバンパー10万円、リアバンパー6万円、CLS UP アゲバネ 30mmアップ5万円、FOXマット2万5000円です。
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新作キット発表後、さっそくユーザーから反響があったようで、前出の担当者は以下のように話します。
「お客さまからは、『ランクル300系オーナー様の奥様号に面白そう』『4WDも設定があるので魅力的』など、今までドレスアップベース車としては選択肢に入らなかった方々にも期待していただいております」
本格デビューは、2025年1月10日より開催される「東京オートサロン2025」とのこと。今後さらに注目が集まること間違いなしの1台といえます。