トヨタと中国第一汽車集団の合弁会社「一汽トヨタ」は2025年1月6日、「クラウン ヴェルファイア」の新たな特別仕様車「インクゴールド」を、公式SNSを通じて発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ダークな「“クラウン”ミニバン」!
トヨタと中国第一汽車集団の合弁会社「一汽トヨタ」は2025年1月6日、高級ミニバン「クラウン ヴェルファイア」(日本名ヴェルファイア)の新たな特別仕様車「インクゴールド」を、公式SNSを通じて発表しました。
クラウン ヴェルファイアは、中国市場におけるトヨタのもうひとつの合弁会社「広汽トヨタ」が2010年から販売している「アルファード」の兄弟車。2019年に販売が始まりました。
当初は「ヴェルファイア」という車名でしたが、2021年に販売を強化するためのカンフル剤としてネームバリューのあるクラウンを冠するようになりました。
巨大なフロントグリル上部中央やフロントドアピラー、ホイールキャップ、そしてステアリング中央にはクラウンのシンボルである王冠マークが備わり、クラウンシリーズであることを訴求します。
今回発表されたインクゴールドは、外装のグリルやモール類のメッキをダーク系で統一した迫力満点の新仕様です。
日本で販売されているヴェルファイアのグレードで例えるなら「Zプレミア」に通じる雰囲気です。ブラック塗装の19インチアルミホールも装着しており、足元から周りを圧倒する特別感を醸し出しています。
もてなし装備満載のインテリアは、プレミアムステアリングホイール、クリスタルシフトレバー、ウールウェルカムカーペット&ストレージボックストリム、スエード調ルーフ、プレミアムラゲッジマットなどがインクゴールド専用となっています。
価格は91万9000元(約1950万円)。従来からあるグレードより2万元(約45万円)高い設定です。
なお現在、一汽トヨタが展開しているクラウンシリーズは日本でもラインナップされている「クラウン(セダン)」と「クラウンスポーツクロス」のほか、中国専売の7シーターSUV「クラウンクルーガー」、そしてこのクラウン ヴェルファイアとなっています。