「東京オートサロン2025」にて、AERO OVERはスズキ「ジムニー5ドア」のカスタムモデル「G62L -5 door model-」の実車を公開しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■“ジムニー5ドア”でGクラスを忠実に再現!
2025年1月10日から12日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「東京オートサロン2025」にて、AERO OVER(エアロオーバー/大阪府和泉市)は「G62L -5 door model-」の実車を公開しました。
エアロオーバーはオリジナルのコンセプトカーやドレスアップパーツを制作・販売するカスタムカーショップです。
これまでも複数回にわたって東京オートサロンに出展しており、スズキ「ジムニー」のほか、ダイハツの軽トラック「ハイゼット」やトヨタのラージミニバン「アルファード」のカスタムカーを披露。
そして今回、スズキ「ジムニー5ドア」のカスタムモデルとしてG62L -5 door model(G62L:ジムニーロングの意味)-を出展しました。
ジムニー5ドアは、2023年1月にインドで世界初公開されたのを皮切りに、アジア市場(インドネシアやフィリピン)や、メキシコ、オーストラリアで販売され「ジムニーXL」という車名で展開される地域もあります。
インド仕様のボディサイズは、全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm、ホイールベース2590mm。
3ドアの従来のジムニーよりホイールベースを340mm延長し、後席ドアを新たに追加しています。
パワートレインは、3ドア同様の1.5リッターエンジンを搭載し、5速MTと4速ATを設定。
そんな5ドア仕様について、日本でも市販を求める声が多く寄せられているなか、エアロオーバーは、ジムニー5ドアをインドから並行輸入し、いち早くコンプリートカーを制作。
同車はメルセデス・ベンツの本格オフロードSUV「Gクラス」のハイパフォーマンスモデルであるメルセデスAMG「G63」をリスペクトし、既にジムニー3ドアで同様のキットを開発した経験を活かしながら、ジムニー5ドア専用に細かい部分の造形にまでこだわったといいます。
なかでも既存のジムニー3ドアのキットと異なる点として、スタッフは
「ジムニー5ドアでは、3ドアからロングホイールベース化されていることから、モールとオーバーフェンダー、サイドステップが専用設計となっています。
ドアが増えたことでパーツ点数が増え、取付方法も3ドアとは異なるパーツもありました」
と述べていました。
フロントフェイスには、スタイリッシュなフロントバンパーに、メルセデスAMGの代名詞ともいえる「パナメリカーナグリル」風のグリルデザインを採用。
くわえて、イカリングデイライト付LEDヘッドライトや、LEDサイドウインカー、ボンネットフードや、各モール類もカスタムされており、細部にわたって忠実に質感が高められているのもポイントです。
サイドにはサイドステップ、サイドデカール、ワイドフェンダー、そして左右サイド4本出し車検対応マフラーを装備し、本家さながらの存在感を演出。
足元はローダウンサスペンションにより車高は下げられ、18インチホイールのKFW M-MOTIONと、オリジナルキャリパーカバーでコーディネート。
リアはフロントバンパーにスペアタイヤカバー、LEDテール・リフレクター・リバースランプがカスタムされています。
インテリアは、ダイヤモンドステッチの入ったオリジナルシートカバーとスポーツペダルセットを纏い、ジムニーとは思えないほどの高級感を演出。
特にシートカバーは、PVCレザーのテカリを無くし本革シートのような仕上がりとなっており、オフブラックとワインレッドのほか、全10色のバリエーションからカスタムオーダーも可能とのことです。
これらのカスタムパーツは既に発売されており、パッケージ化されたG62L6Pボディキット(フロントバンパー/サイドステップ/リアバンパー/フロントグリル/前後オーバーフェンダー/スペアタイヤカバー)の価格は59万円(税別、塗装及び取付工賃別)です。
なお、個別でも各パーツは購入できるといいます。
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エアロオーバーは東京オートサロン2025ブース内でG62L -5 door model-のほか、フェラーリ史上初の4ドア4シーター「プロサングエ」、そして“プロサングエをリスペクト”してカスタムされたトヨタ「クラウンスポーツ」が展示されていました。