トムスは2025年1月10日、同日より開幕した「東京オートサロン2025」会場で、トムスのレーシングDNAを表現したトヨタ「GRヤリス」のコンプリートカスタムカーを実車展示しました。
■フルトムス仕様の「GRヤリス」が公開!
トヨタ車のカスタムパーツを手掛けるトムス(TOM’S)は2025年1月10日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕したカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」で、トヨタのコンパクトハッチバックスポーツカー「GRヤリス」のコンプリートカスタムカーを公開しました。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
GRヤリスは、2020年に発売されたトヨタのコンパクトカー「ヤリス」をベースに、GRシリーズを展開するTOYOTA GAZOO RacingがFIA世界ラリー選手権(WRC)での活躍を視野に入れて開発しました。
プラットフォームは専用に大きく変更されたほか、パワートレインは最高出力277馬力、最大トルク37.7kgf・mを発揮する高性能な1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。
専用のスポーツ4WD「GR-FOUR」と組み合わせます。
外観も性能に見合ったスポーティなもので、ヤリスのイメージを残しつつも低くワイドに構えた迫力あるプロポーションが特徴です。
またモータースポーツ活動で得たノウハウを取り入れエアロダイナミクスを意識したデザインにより、高速走行時の安定性が高められています。
なおドアの枚数は、ヤリスが5ドアなのに対して、GRヤリスが3ドアとなっています。また乗車人数は、ヤリスが5人乗り、GRヤリスが4人乗りです。
内装はドライバー中心の設計が採用され、視認性の高いメーターやグリップ力のあるステアリングホイール、ホールド性の高い専用シートなどが装備されています。
そんなGRヤリスを今回トムスが提案する新しいライフスタイルを具現化し「レーシングDNA」をテーマにカスタマイズ。
トムスが本気で向き合い、GRヤリスのポテンシャルを最大限に引き出すため、鍛え上げた車両性能や強化された外観が特徴的です。
エクステリアは、フロントディフューザーやサイドディフューザー、リアルーフウィングなどトムスオリジナルのエアロパーツを各所に装着。これらは空力性能を向上させるとともに、力強いシルエットは視覚的にもスポーティで力強い印象を与えます。
ボディカラーには、SUPER FORMULA譲りのグリーンが採用されシンプルながらも個性を強く感じさせるデザインとなっています。
インテリアはベースモデルとなるGRヤリスと大きな違いはありませんが、カーボンシフトノブなどがスポーティな雰囲気を演出。
パワートレインは、1.6リッター直列3気筒ターボを、専用ECUセッティングやタービンのハイフロー化、大容量のラジエーターとインタークーラーの採用により、最高出力340馬力、最大トルク48.0kgf・mまで引き上げています。
さらに、排気系にオーバル型エキゾーストシステム「トムス・バレル」を採用し、低速域から高速域までスムーズに吹き上がり、全域でトルクフルな走りを実現します。
足回りにはサスペンションシステム「Adox Sports」がインストールされ、あらゆる速度域でもしなやかなで安定した走行性能を維持します。
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トムスブースでは、このGRヤリスの他に、「クラウンスポーツ」「ランドクルーザー」のコンセプトカーが展示されます。
さらに、ボディレストアおよびコンプリートエンジンの製作を行う「トムスクラシック」としてレストアされた「ホワイトボディ」と3つの「コンプリートエンジン」を展示。
また、オートサロン限定のセールや福袋の販売なども行われています。