2025年1月上旬にトヨタ「クラウンセダンFCEV」のパトカー仕様が一般公開されました。ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
■16代目クラウンがパトカーに! 総額2000万円の超高級仕様!
福島県警察本部交通機動隊に導入された全国初のトヨタ「クラウンセダンFCEV」のパトカー仕様。
2025年1月上旬には一般公開され、ユーザーからも様々な反響が集まっています。
このクラウンセダンFCEVは、2022年に16代目となったクラウンシリーズでラインナップされる4モデル(クロスオーバー・スポーツ・セダン・エステート)のうちセダンをベースにしたもの。
またこのセダンには、ハイブリッド車(HV)に加えてシリーズ唯一の燃料電池車(FCEV)を設定しているのが特徴のひとつです。
ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベース3000mmと、従来パトカーにベースとなっていた歴代クラウンと比べても大きくなっています。
またデザインについてトヨタは「プロポーションで、質感で、美しさを伝えるセダンを目指した新時代の正統派セダンを象徴する、ニューフォーマルセダン」と説明しています。
パワートレインは、FCスタックとモーターを組み合わせたFCシステムを採用。水素燃料タンクは70MPaが3本床下に搭載されています。
そんなクラウンセダンFCEVが、前述の福島県警にパトカーとして新たに採用されました。
採用理由としては、福島県の「脱炭素社会の実現に向けた水素利用推進事業」の一環としてです。
また福島県警察の公式SNSでも「福島県及び福島県警察は、水素社会の実現に向け、県民の皆さんに水素を身近に感じていただくため、トヨタ自動車との連携のもと、最新のクラウンFCEVをベースにした燃料電池パトカーを全国に先駆けて導入しました」と明かしています。
ちなみに、クラウンセダンFCEVの価格は830万円。これに警察車両として必要な装備などを架装していき価格は約2000万円になると言います。
なおクラウンセダンFCEVは、2024年12月25日に報道陣向けに公開。その後、2025年1月上旬に一般公開となっています。
実車を見たユーザーは「全国初のクラウンパトカーということですが、とてもカッコよかったです。クラウンセダンの歴代クラウンパトカーとは異なる雰囲気もよかったです」と話していました。
またSNSでも「約2000万円の超高級パトカー凄い」、「これは実車を見てみたい!」という声が見られました。
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なお高級パトカーといえば、栃木県警のレクサス「LC500」や日産「GT-R」、「フェアレディZ」、ホンダ「NSX」のパトカーが有名です。
また警視庁にも日産「フェアレディZ」が導入されており、各地で珍しいパトカーが採用されています。