レクサスの欧州法人は2025年1月8日、本格オフローダーの新型「GX」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■レクサス最高の最低地上高を実現
レクサスの欧州法人は2025年1月8日、本格オフローダーの新型「GX」を発表しました。
GXは、強固なフレーム構造やフルタイム4WDなどによる圧倒的な悪路走破性と、レクサスならではのラグジュアリーな世界観を両立したSUVです。
2002年、北米でデビュー。欧州ではカザフスタン、ウクライナ、ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニアなどの東部市場で販売されています。
今回発表の新型は3代目になります。14年ぶりのフルモデルチェンジを遂げ、フラッグシップSUV「LX」と同じGA-Fプラットフォームを採用。車両の基本性能を飛躍的に進化させ、上質な走りに磨きをかけています。
エクステリアデザインは、オフロード走行に根差した機能性を感じさせる剛健な仕上がり。飾り気がなく、スクエアなシルエットが本格オフローダーとしての資質を直観的に感じさせます。
ボディサイズは全長4970mm×全幅2000mm×全高1935mm、ホイールベース2850mm。最低地上高はレクサス車最大の220mmを確保しています。
パワーユニットは最高出力260PS・最大トルク650Nmを発生する3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンで、10ATを組み合わせています。
仕向け地によって2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジンをベースとしたハイブリッドもありますが、東欧では当面3.5リッターV型6気筒エンジン搭載モデルのみの設定になります。
グレードは装備の違いによって複数を展開しています。その中で象徴的なのは、アウトドア感を強調した「オーバートレイル」です。ホイール&タイヤや外装パーツの一部を専用とするとともに、電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)を搭載。悪路走破性をより向上させています。
またオーバートレイル専用ボディカラーとして「ムーンデザート」というベージュ系のアースカラーを設定。フロントピラーとルーフパネルをブラックにしたツートーンも選べます。
乗車定員は5名(2-3)または6名(2-2-2)。価格はカザフスタンの場合で4990万テンゲ(約1500万円)からとなります。