大阪で毎年2月に行われるカスタムカーイベント「大阪オートメッセ」。2024年のイベントでは、日産自動車大学校のカスタムカー「ELGRAND GLASSIER」が人気を集めました。その詳細を振り返ってみましょう。
■まさに新型エルグランド!
毎年2月に開催される、関西屈指の大規模カーイベント「大阪オートメッセ」。東京で開催されるカスタムカーイベント「東京オートサロン」と同じく、全国のカスタムパーツメーカーが集結。オリジナリティー溢れるカスタムカーを展示します。
今回紹介するのは、2024年の大阪オートメッセで日産学園日産自動車大学校(日産自動車大学校)が展示したカスタムカー「ELGRAND GLASSIER」です。その詳細を見ていきましょう。
日産自動車大学校は、自動車整備関連の技術を学べる私立の専門学校。今回の「ELGRAND GLASSIER」を作成したのは、京都にある「日産京都自動車大学校」の生徒たちです。
ベース車両は現行の「エルグランド」。日産におけるミニバンのフラッグシップ車であり、1997年に発売された初代から3代に渡って生産されています。
ボディサイズは全長4965~4975mm×全幅1850mm×全高1815mm。パワートレインには、最高出力170ps・最大トルク245Nmの2.5リッター直列4気筒エンジンと、280馬力・344Nmを発生する3.5リッターV型6気筒エンジンを用意。大きな車体でも不足を感じないスペックになっています。
そんなエルグランドを「紡ぐ」というコンセプトに合わせ、両親と二人の兄弟と祖父母、仲の良い6人家族が乗ってもらえるようにイメージしながらカスタムしました。また「アウトドアを満喫しながら家族の絆を深めて欲しい」という願いを込めています。
フロントは新しい日産車を思わせるデザインにすべくSUV「エクストレイル」のパーツを移植。また、リアライトやリアウィングは、日産「アリア」の物を使用。一層スポーティーさの感じる外観に仕上げています。
ルーフには大型テントも設置。アウトドアの際にもしっかり活用できそうです。
ボディカラーは落ち着いたグレーを使っています。また、リップスポイラーやサイドステップ、それにインテリアなどの各所にはオレンジの差し色を配置しました。これらは、学生たちが「夜明け」をイメージして作ったオリジナルカラーだそうです。
さらに、災害時に悪路を走行するのも想定。車高はベースから4センチアップされていて、走破性が向上しています。