ロイヤルアロイ「GP250S MT」は、クラシックとスタイリッシュで個性的なデザインを両立した人気のバイクです。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■造形の美しさを引き立たせるトランスペアレントカバー採用!
ロイヤルアロイは、クラシックスクーターの伝統を受け継ぐブランドとして2017年に設立されました。
同社の「GP250S MT」は250ccクラスの普通自動二輪車に分類されるスクーターで、クラシックな外観と現代の技術が融合したデザインにより、ラインナップの中でも特に人気のあるモデルの一つです。
GP250S MTは、2024年9月に「GPシリーズ」の新作として登場。
GPシリーズは、1970年代のランブレッタ「シリーズ3」を彷彿とさせるモデルで、ランブレッタDL/GPシリーズのプレスラインを忠実に再現しています。
日本のスクーターは、ABS樹脂などのプラスチックをボディに使用していますがロイヤルアロイのスクーターは、スチール製のボディを使用しており、リアルクラシックを表現しています。
そんなGPシリーズにさらに個性を加えたこのモデルは、GPシリーズと比べ4cmのローダウン、燃料タンクの意匠も変更され、レトロで斬新なスタイリングが特徴的。
鋼管製のスペースフレームやスチール製フロントパネルには塗装が施され、ヘッドライトやミラーのクローム仕上げがアクセントになり高級感を演出しています。
そしてこのモデル最大の特徴が「トランスペアレント(透明)サイドカバー」です。
ポリカーボネート樹脂素材のサイドカバーは、透明度が高く、燃料タンクやサスペンションなど、フレーム内の造形を堪能できるデザインになっています。(一部カラーでは透明ではなく、中国の陶磁器をイメージしたチャイニーズポーセリン風のデザイン)
タックロール風シートは、前後分割シートを採用。段差が少なく、タンデム時も安定して乗ることができます。
足回りには、ABSを備え、前後ディスクブレーキを採用。さらにプリロード調整が可能なサスペンションを前後に搭載し、快適な運転性能を実現しています。
パワーユニットは、最高出力約24馬力、最大トルク22.5Nmを発揮する、244cc空冷単気筒エンジンを搭載。スムーズな加速と力強い低速トルクを持っています。
機能面では、レトロなデザインのTFTディスプレイメーターが搭載され、灯火類はLEDを採用し、現代的な使いやすさも考えられています。
フロントパネルには、鍵付きの大型のラゲッジボックスにはUSBポートが備えられ、小物を入れることができます。
このように、乗るだけでなく眺めても楽しめるバイクとなっており、所有する喜びを高めてくれる1台です。
カラーバリエーションは、「ピーコックブルー/トランスペアレント」「トランスペアレントグリーン/アイボリー」「チャイニーズ/ポーセリン」全3色。
GP250S MTの車両価格(税込)は、84万7000円。最大乗車定員は2名です。