横浜市を南北に貫く有料道路「横浜新道」で、渋滞緩和のための拡幅工事が行われています。一体どのような工事で、どこまで進んでいるのでしょうか。
■2kmにわたって付加車線を新設
横浜市を南北に貫く有料道路「横浜新道」で、渋滞緩和のための拡幅工事が行われています。
一体どのような工事で、どこまで進んでいるのでしょうか。
横浜新道は、東京都内から下りてきた「第三京浜」から直通し、保土ヶ谷ICから戸塚までをむすぶ約10kmの有料道路です。
遠いところを走る東名に代わり、横浜市内の中心エリアを信号ゼロで抜けていくため、交通量は1日12万台にのぼります。朝夕のラッシュ時は各所で渋滞も発生しています。
特に渋滞がひどいのが、上り線(北行き)の今井IC~川上ICあたりです。年間163回もの渋滞が発生し、平均最大渋滞長は3.9kmにも達します。
渋滞を招いているのが、道路勾配がゆるやかに上り坂になっていく「サグ」という構造です。ドライバーは自分が上り坂にいることに気づかず、平地と同様に惰性運転するため、どんどんスピードが遅くなっていき、後続車がどんどん詰まってきてしまうのです。
このサグは、一度道路を作ってしまった以上、どうしようもない構造的欠陥だとして、根本解決が非常に難しい課題になっています。
そのため、混雑緩和には「車線増加」などで容量増加するくらいしかなく、今回も横浜新道では、当該区間の約2kmに渡って、上り線を「3車線拡幅」することになっています。
新たに用地取得することなく、今ある高架幅を最大限活用し、3車線目のスペースを捻出する設計です。
気になる進捗ですが、2023年9月に工事契約が結ばれ、2024年2月からいよいよ支障物件の移転作業に着手。まだ目立った工事規制は行われていませんが、工期は2025年11月となっていて、近いうちに本格化していきそうです。
いっぽう、2024年10月には、戸塚料金所までの付加車線の概略設計も入札広告されました。今後、さらなる3車線化が進んでいくことが予想されます。今後の動向に注目です。