2024年12月10日、スズキは後席スライドドア付きの軽ハイトワゴン「ワゴンR スマイル」をマイナーチェンジし、同日より発売します。内外装デザインの改良などが実施されました。
■変化のポイントはオシャレで可愛いデザインとカラーにあり!?
軽ハイトワゴンクラスでは珍しい後席両側スライドドアを採用するスズキ「ワゴンRスマイル」が2024年12月10日、一部仕様変更(マイナーチェンジ)を実施しました。
新型はどのように変わったのでしょうか。
スズキのデザイン担当者によると、今回のマイナーチェンジでは「ナチュラルユニーク」をデザインコンセプトとして掲げ、「すごく派手なものが欲しいとかではないけれど、自分のこだわりの一品が欲しい、自分らしくいられるものを買いたいという方に響いて欲しいと考えた」といいます。
エクステリアの改良ポイントは、フロントバンパーやフロントグリルを、丸みを帯びたデザインに変更し、クルマがにこりと微笑んだような、可愛らしさのあるデザインとしたこと。
また、自然体でやわらかい雰囲気と同時に、部分的にメッキパーツを使うことで、ゆとり感やくつろぎをデザインに組み込んだといいます。
たとえば、フロントグリルに前期型には無かったボディ同色のカラーパレットを付けたり、ヘッドライト周りのメッキも「Cの字」型へと変更(前期モデルは全周を囲む円型)するなど、お洒落なアイコンになるようにまとめられています。
ボディカラーは、新色の「トープグレージュメタリック」をボディとルーフに採用。「ソフトベージュメタリック」と「トーニーブラウンメタリック」を新たに設定し、2トーンルーフの組み合わせも含めると、全12パターン(2トーンルーフ7色、モノトーン5色)から選択できるようになりました。
カラーコーディネイトを担当したデザイナーによると、トープはフランス語で「モグラ」を意味しており、女性に「かわいらしい」といってもらえるような、ファッショナブルなカラーを目指したそうです。
スエードの起毛したような質感のボディカラーは、落ち着いた色味でありながら、個性が感じられます。
インテリアにも、リフレクショングレーやモスブルーといった新色をインパネカラーパネルに採用。絶妙なカラーで非常におしゃれにみえます。
光が当たるとゴールドの粒子がキラキラと光るようなパネル塗装にし、部分的にピンクゴールドのアクセントをいれることで、個性を感じられるナチュラル感を目指しているそう。
インパネだけでなくドアパネルにもアクセントを採用しており、ドアを閉めたときにパネルとのつながりが見えるようになっています。
また新たに「ちまいる」というキャラクターも考案。ワゴンRスマイルに似た生き物という設定で、グッズ展開も検討中だといい、2025年1月開催のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」にもさっそくキャラクターが展示され注目を集めていました。
なお、ちまいるの由来は「ちっちゃいスマイル」であり、耳はクルマのミラーと同じ色となっています。
安全機能は、衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートIIを標準装備したほか、HYBRID S、HYBRID Xには、採用全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(停止保持機能付)、車線維持支援機能なども採用。電動パーキングブレーキやブレーキホールドも備わるなど、需要に応じたアップデートも施されています。
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新型の車両価格(消費税込み)は、ガソリン車が148万円から161万円、マイルドハイブリッド車が171万円から193万円です。
クルマに可愛さ、おしゃれ、大人っぽさなどを求める人にぴったりな一台に仕上がっているワゴンRスマイル。
気になる人はぜひ一度チェックしてみてください。