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「1リッターで【36キロ】走るクルマ」サイコー! トヨタ「低燃費コンパクトカー」何が凄い? 発売5年の「ヤリス」が売れる理由とは

くるまのニュース 2025年1月15日 16時10分

世界トップクラスの燃費性能を誇るトヨタ「ヤリス」。ガソリン価格が高騰しているなかで、ヤリスにはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

■ガソリン1リッターで36キロ走ります! 凄いね、ヤリス

 昨今、ガソリン価格の高騰が止まりません。その理由には補助金が2024年12月、2025年1月と二段階で縮小されることで計10円ほど高くなることが大きな要因です。

 そのため、普段乗るクルマは出来るだけ燃費が良いほうが好まれる傾向にあります。

 では、世界トップクラスの燃費性能を誇るトヨタ「ヤリス」にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

 トヨタが2020年2月から発売している現行ヤリス(以下ヤリス)。

 当時の日本市場では「ヴィッツ」がトヨタのコンパクトカーを代表するモデルでしたが、このモデルから海外で使われているヤリスという車名に統一されました。

 ヤリスは、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発され、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」が特徴のモデルです。

 プラットフォームには、コンパクトカー向け「TNGA GA-B」を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを実現。

 さらに新開発1.5リッター直列3気筒エンジンと新世代ハイブリッドシステムを組み合わせたハイブリッド車では、世界トップレベルの燃費(WLTCモード)36.0km/Lを実現しました。

 これは現在でもWLTCモードにおいて破られておらず、2位は同じくトヨタ「アクア」(34.6km/L)、3位はトヨタ「プリウス」(31.5km/L)とトヨタのハイブリッドが続きます。

 なお発売当初は、1リッターガソリン車の「X “B package”(2WD)」の139万5000円から1.5リッターハイブリッド車の「HYBRID Z(E-Four)」の249万3000円でした。

 また発売から1か月の受注台数は約3万7000台となり、月販目標(7800台)の約5倍となる好調ぶりも話題に。

 その際トヨタは「ハイブリッド車は力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費」が好評点だと説明していました。

 そんなヤリスですが、直近では2024年1月に一部改良を行っています。

 主にエクステリアデザインやインテリアの質感、利便機能の追加、安全装備の機能拡大、KINTO専用 Uグレードの新設定などが行われました。

 そして現在の価格は、1リッターガソリン車の「X(2WD)」の150万1000円から1.5リッターハイブリッド車の「HYBRID Z(E-Four)」の269万4000円となっています。

 そんなヤリスですが、2020年発売から好調で登録車販売台数でも上位を維持しています。では、実際に購入するユーザーはどのような部分に興味を持っているのでしょうか。

 首都圏のトヨタ販売店は次のように話しています。

「ヤリスはそのコンパクトで扱いやすいサイズと、手が届きやすい価格帯、そしてガソリン代が安くすむ燃費性能といった部分が評価されています。

 とくに燃費性能はトップクラスということもあり、若者からご年配の幅広いお客様から関心を持たれています。

 また使い方次第では、メーター表示で40km/Lを超えることもあり、お客様からは『お財布に優しい』という声も頂きました」

 また中部圏のトヨタ販売店は次のように話しています。

「ヤリスは競合のコンパクトカーの中でも価格帯が安いこと、そして燃費が良いことなどから問合せは多いモデルです。

 またここ最近は、ガソリン価格が高くなっていることもあり、少しでも低燃費なクルマを検討されるお客様も多く、その際には必ずと言っていいほど検討されるクルマです」

※ ※ ※

 昨今のガソリン価格は、足元を見ると補助金の縮小で高騰しています。

 一方で「暫定税率の廃止」が決まったことで、近い将来には25.1円分の税金がなくなり、結果としてガソリン価格が安くなると見られています。

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