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日産「セレナ “ハイスペック”車中泊仕様」初公開! 高性能4WD「e-4ORCE」×デカいベッド搭載! 「オグショー×コーデュラ」コラボの「マルチベッド CORDURAR」TASに登場

くるまのニュース 2025年1月16日 13時10分

2025年1月10日から13日まで、毎年恒例のカスタムカーイベント「東京オートサロン(TAS)2025」が開催されました。さまざまなモデルが登場するなか、日産の人気ミニバン「セレナ」の車中泊モデルが注目を集めていました。どのようなクルマでしょうか。

■セレナ「車中泊モデル」がさらに「タフなベッド」に進化した!

 2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン(TAS)2025」が幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されました。
 
 さまざまなカスタムモデルが登場するなか、日産の人気ミニバン「セレナ」をベースにしたコンセプトモデルが極めて実用的な仕様だと、アウトドアユーザーから密かに注目を集めていました。

 OGUshow(オグショー)は、オートバイなどのトランスポーターやキャンピングカーの製造・販売を行う浜松市中央区の老舗ショップ。

 その高い技術力から、自社製品のみならず、トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(モデリスタ)や、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC/旧・オーテックジャパン)など、メーカー純正のキャンピングカー・車中泊仕様の架装も手がけています。

 2024年12月には、有限会社オグショー、有限会社ウェブオグショー、株式会社スプラウトの3社が合併し、株式会社オグショーとして新たなスタートを切ったばかりです。

 そんなオグショーは日産・NMCとの共同開発により、セレナをベースにした純正車中泊仕様「セレナ マルチベッド」を誕生させています。

 2020年2月に先代(5代目)セレナへ初採用されたセレナ マルチベッドは、3列シートレイアウトのサードシート(3列目席)を取り去り2列シート仕様とし、後部に収納式のベッドシステムを搭載したものです。

 ベッドマットは、防水性に優れた専用素材をシート同様に採用。展開すれば、大人2人がゆったりと寝られる空間が誕生します。

 またトランスポーター製作のノウハウを生かし、床面は硬質塩ビマット張りに変更することで、泥汚れなどの掃除を容易にしているのも特徴です。

 車中泊ブームと相まって好評だったことから、2022年11月に登場した現行型(6代目)にも設定されました。

 現行型セレナは2024年10月に、ハイブリッドモデル「e-POWER」に電動駆動・4輪制御技術「e-4ORCE(イーフォース)」を組み合わせた4WDグレードを新設定しています。

 この最新のセレナ e-POWER・e-4ORCEのマルチベッドをベースに、オグショーはベッド生地を変更したオリジナル仕様のコンセプトモデルをTAS2025に出展しました。

 外観はノーマルのまま。ただし、2024年9月の一部改良時に採用された新色「クリスタルブラウン/利休ルーフ」のオシャレな2トーンカラーが目をひきます。

 そして肝心のベッド表皮は、米・インビスタ社の「CORDURAR(コーデュラ)」(CORDURAR FABRIC)を使用した特別仕様となっていました。

 コーデュラは、50年以上の歴史を誇る合成繊維のブランド。ナイロンの7倍もの強度を持つという耐久性に優れた素材として知られ、アウトドア用品のテントやウェア、シューズ、バッグなどに幅広く用いられています。

 なかでもセレナ マルチベッド コンセプトに装着されたコーデュラは、自動車用内装に最適化したオリジナル素材だといいます。

 オグショーによると、撥水・撥油性を持ち汚れにも強いことから、タフなアウトドアギアなどを積載するなど、よりハードな使用も可能だと説明します。

 会場の担当者は「今回はあくまでもコンセプトモデルですが、特別仕様車としての展開も提案していきたい」と話し、今後の新たなメーカーとのコラボにも期待が持てそうです。

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