トムスは2025年1月10日から12日にかけて開催された「東京オートサロン2025」会場で、新しいライフスタイルを表現したトヨタ「クラウンスポーツ」のコンセプトカーを初実車展示しました。
■トムスが提案するラグジュアリー×スポーツSUV
トヨタのオフィシャルチューナーとしてモータースポーツ事業や自動車用品事業、デザイン事業を手掛けるTOM’S（トムス）は2025年1月10日から12日にかけて開催された東京オートサロンにおいて、「トムス クラウンスポーツ」コンセプトカーを初実車展示しました。
この車両は、トヨタのクラウンスポーツをベースに、トムス独自のデザインアプローチとカスタマイズ技術が施されたモデルで、クラウンブランドの新たな可能性を示すコンセプトカーとして注目を集めました。
ベースとなったクラウンスポーツは、トヨタが2023年に新世代のクラウンとして発表したモデルで、5ドアポーツSUVとして位置づけされています。
大きく張り出した艶やかなリアフェンダーが特徴的な、エモーショナルで美しいデザインが魅力です。
また、フロントフェイスには「ハンマーヘッド」と呼ばれる精悍なデザインを採用し、シャープな印象を与えています。
性能面では、上質でありながら俊敏な走りを実現し、多様なシーンで誰もが満足できる走行性能を備えています。
そんなクラウンスポーツに「ユニバーサルスポーツ」というコンセプトを掛合わせたのが、今回展示されたトムス クラウンスポーツです。
エクステリアでは、エアロパーツによりスポーティさを強調しながらも、過剰にならない絶妙なバランスが追求されています。パステルブルー纏ったボディは、ジェンダーレスで爽やかな印象です。
リアのデザインは特に迫力があり、張り出した形状が存在感を放つ一方で、伸びやかなラインのリヤルーフウイングが装着されるなど、空力にも配慮されています。
ホイールにはアクセントカラーが施されたダイヤモンドカットデザインの鍛造アルミホイールを装着し、全体の統一感が高められています。
インテリアでは、シートベルトやシートにカラーアクセントを取り入れ、細部までこだわったカスタムが特徴です。
開発企画部マネージャーの今村祐喜さんは、「このモデルは、ラグジュアリーとスポーツを掛け合わせたラグスポという新しい価値観を具現化したものです。クラウンとスポーツという2種類のコンセプトをどのように表現するかが非常に難しかった」と話しました。
また、「ターゲット層として30代から40代の夫婦を想定し、週末にゴルフやテニス、キャンプなどアクティブなライフスタイルを楽しむ層に響くデザインを目指した」と話します。
その中で、女性にも好まれるパステルカラーを採用し、ラグジュアリーでありながら遊び心のある仕上がりを目指したとしています。
そして最後に「実はこのコンセプトカーは20代の若手が提案し、採用されたモデルなんですよ。トヨタが目指しているクラウンブランドの若返りとして、こんな提案もありかなと思い造りあげました」と開発にまつわる裏話も明かしてくれました。
このコンセプトカーは、幅広い世代に受け入れられるよう設計されており、トヨタのクラウンブランドの新たな可能性を探る意欲的な試みとして多くの来場者の関心を集めていました。
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今回展示されたクラウンスポーツ コンセプトカーに使用されたカスタムパーツは2025年2月に発売が予定されています。（アルミホイールのみ2025年4月予定）
エクステリア4点スタイリングセットは、49万7200円（以下、消費税込み）です。
足回りのブレーキシステム「トムス×ブレンボ」は、70万9500円、鍛造アルミホイール「TWF07」が17万6000円／本です。
その他ファンクショナル、インテリアアイテムは、3080円から4万9500円です。
なお、ボディラッピング加工、ダンパーユニット、内装カラーチェンジパッケージは、参考出品となっています。