トヨタのアメリカ法人は2025年1月7日、「プリウス」の新たな2025年型を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■黒&からし仕様誕生!
トヨタのアメリカ法人は2025年1月7日、「プリウス」の新たな2025年型を発表しました。
プリウスは1997年に世界初の量産型ハイブリッド車(HEV)としてデビューして以来、燃費に代表される環境性能を徹底追求してきました。現行モデルは5代目にあたり、2023年に登場。
ハイブリッド車が当たり前になる中で、埋もれない個性を表現するために「一目惚れ」するような造形の美しさにも注力したのが新たな特徴となっています。
そのエモーショナルなスタイルをより引き立てるのが、今回発表の2025年型に新設定された「ナイトシェード」です。
ナイトシェードは、外装パーツの一部をブラック化して、ダークな雰囲気を演出したスペシャルグレード。近年、同社はこのナイトシェードの設定車種を増やしています。
プリウスのナイトシェードは、米国仕様の中位グレード「XLE」をベースに、19インチホイール、バンパートリム、シャークフィンアンテナ、アウトドアハンドル、バッジなどの外装パーツをブラックにしています。
またナイトシェード専用色として「karashi(からし)」を設定。このボディカラーは日本仕様に設定の「マスタード」にあたる、くすみがかった黄色です。
またインテリアでは、合成皮革シートにグレーのステッチを施したほか、ダッシュボードの加飾をシルバーからカーボンファイバー調に変更しています。
パワートレインは2リッターハイブリッドで、最高出力194HP(AWDは196HP)を発生します。
従来からあるグレードは大きな変更がないものの、数百ドルほど値上げされました。FWDのグレードおよび価格は安い順にLE(2万8350ドル、約450万円)、XLE(3万1795ドル、約500万円)、ナイトシェード(3万2495ドル、約510万円)、リミテッド(3万5365ドル、約560万円)。AWDはそれぞれ1400ドル(約22万円)高となります。
なお、米国向けプリウスは国内同様にプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)も展開していますが、ナイトシェードはHEVのみの設定となります。