レクサスのスポーツクーペ「RC」「RC F」が2025年11月に生産終了することが明らかとなり、最後の特別モデルが発売されました
■レクサス「RC」「RC F」11年の歴史に幕
レクサスは2025年1月16日、スポーツクーペ「RC」「RC F」に「Final Edition(ファイナルエディション)」を設定し、発売しました。
これにともない、RCおよびRC Fのパッケージはファイナルエディションのみとなるほか、2025年11月をもって両車種ともに生産を終了する予定であることも明らかにしています。
いっぽうのRC Fは、高出力の5リッターV型8気筒自然吸気エンジンや8-Speed SPDSなどを搭載したレーシングスピリットを受け継ぐ「Fモデル」として、57の国と地域で累計約1万2000台を販売しました。
今回発表されたファイナルエディションは、これまでの愛顧に感謝を込めたモデルとして設定したといい、特別な装備を盛り込んでいます。
RC ファイナルエディションは、スパッタリング塗装を施したENKEI製19インチアルミホイールやレッドブレーキキャリパー、ブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したオート電動格納式ドアミラーを設定することで、スポーティさを強調したエクステリアとしました。
インテリアにはカーボンパーツとウルトラスエードを新たに採用し、「F」のスピリットを想起させる空間を演出します。
2リッターターボエンジンを搭載する「RC300 ファイナルエディション」、2.5リッターハイブリッドを搭載する「RC300h ファイナルエディション」、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「RC350 ファイナルエディション」といった3つのバリエーションが用意されました。
一方のRC F ファイナルエディションは、「公道からサーキットまでシームレスに楽しめる走り」をさらに追求するために、高精度チューニングエンジン/リアディファレンシャルを採用。
高精度チューニングエンジンは、ムービングパーツの緻密な質量合わせやクリアランスの調整などにより、回転バランスの最適化とフリクション低減を実施。V8エンジンの伸び感に磨きをかけ、滑らかな回転フィールとエモーショナルなエンジンサウンドを実現します。
また、高精度チューニングリアディファレンシャルは、熟練の技術者がバックラッシュの調整を手作業で実施すことで、加減速の応答性を向上するとともに、上質なドライビングフィールを提供します。
エクステリアには、メタルスターグロスブラック塗装を施したBBS製19インチ軽量鍛造アルミホイール、レッドブレーキキャリパー、ブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したオート電動格納式ドアミラー、リヤスポイラーにはカーボンアクティブリヤウイング(格納式)を採用し、RC Fの高い走行性能はそのままに、よりスポーティで洗練されたスタイリングとしました。
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RC ファイナルエディションおよびRC F ファイナルエディションは、インテリアカラーにスポーティさと上質さを兼ね備えた「ブラックフレアレッド」を採用。
ボディカラーは、シャープな造形を際立たせる新規設定色の「ソニックイリジウム」を含め、RCは全9色、RC Fは全7色から選べます。
価格(消費税込)は、RC300 ファイナルエディションが666万円、RC300h ファイナルエディションが711万円、RC350 ファイナルエディションが767万円です。
RC F ファイナルエディションは1360万円で、200台限定販売されます。