カスタムカーの製作・販売を手掛ける「箱ばん屋」がトヨタ「プロボックス」をベースに「ランドクルーザー70(以下、ランクル70)」に仕上げたオリジナルカスタムモデルを公開しました。どんなモデルなのでしょうか。
■「プロボックス」ベースの「ランクル70!?」
カスタムカーの製作・販売を手掛ける箱ばん屋(福岡市博多区)が、公式インスタグラムを更新。
トヨタ「プロボックス」をベースに「ランドクルーザー70(以下、ランクル70)」に仕上げたオリジナルカスタムモデルを公開しました。一体どんなモデルなのでしょうか。
プロボックスを中心にさまざまなカスタムカーを手掛ける箱ばん屋が公式インスタグラムにアップしたのは、プロボックスをランクル70にカスタムした「70YO.70 DESTOROYER(デストロイヤー)」です。
ランドクルーザーといえば、1951年登場の四輪駆動車「トヨタBJ型」以来、72年の長い歴史を持つブランドです。
なかでもランクル70は、悪路走破性と耐久性を重視した「ヘビーデューティ」タイプで、1984年のデビュー以来、40年近くにわたってフルモデルチェンジせず細かい改良を重ねながら生産が続く珍しいモデルです。
悪路や耐久性に優れたラダーフレームシャシや四角く無骨なスタイルが特徴的で、最近では2023年11月29日にランクル70再々販モデルが約9年ぶりに国内で発売され、大きな話題となりました。
箱ばん屋は、そんなランクル70をプロボックスで再現。
ベースとなるプロボックスは、ステーションワゴンタイプの商用ライトバンで、2002年に初代モデルが登場して以来、改良を重ねながら販売され続けているロングセラーモデルです。
積載性の高さや荷室の使い勝手に優れており、最近ではカスタムカー、アウトドアカスタムモデルのベースとして利用されている事例も数多く見られます。
プロボックスというとシンプルなデザインが特徴的ですが、箱ばん屋が手掛けるデストロイヤー仕様は、商用利用で用いられているクルマであることを感じさせないモデルに仕上がっています。
外観はブラックカラーで統一され、ランクル70の特徴的な丸目のヘッドライトを採用。フロントにはメッシュグリルやウインカーレンズが備わり、無骨で力強い雰囲気を感じさせます。
またルーフには無骨なルーフバスケット、足回りには14インチのホイールにマッドテレーンタイヤを組み合わせ、オフロード感を感じられるデザインとしています。
内装もブラックであしらわれ、上質な革張りシートを採用。荷室部分も黒の木目調デザインで、プロボックスの荷室の広さが十分に活かされ、積載性も十分といえる広々としたスペースが確保されています。
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箱ばん屋が手掛けた70YO.70 DESTOROYERは、新車でのフルコンプリートカーの場合、諸費用込みで391万円です。