「東京オートサロン2025」でスバルは、「クロストレック ストロングハイブリッド STIパフォーマンス」の実車を初公開しました。登場したばかりのクロスオーバーSUVのカスタムカーですが、どのような特徴があるのでしょうか。
■センター2本出しのマフラーがイカつい!
2025年1月10日から12日まで開催された「東京オートサロン2025」でスバルは、さまざまなチューニングカーやカスタムカー、レーシングマシンの実車展示をおこないました。
そのなかで注目されるのは、2024年12月に発表された「クロストレック ストロングハイブリッド」のカスタムカーです。どのようなモデルなのでしょうか。
クロストレックは、コンパクトなボディに本格的なSUV性能を備えたクロスオーバーSUV。タフさとスポーティさを両立したスタイリングが目を引くデザインで、都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できるモデルです。
前身の「XV」から数えて3代目となる現行モデルでは、マイルドハイブリッドシステムを搭載する「e-BOXER」がラインナップされますが、今回新たに本格的なハイブリッドシステムを初採用した「ストロングハイブリッド(S:HEV)」が追加設定されました。
新型「クロストレック ストロングハイブリッド」は、状況に応じて動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドを採用。新開発の2.5リッター水平対向エンジンとトランスアクスルを搭載し、高い加速性能を実現しました。
また、スバル独自のシンメトリカルAWDでは、前後輪をプロペラシャフトでつなげる機械式AWDを踏襲し、悪路で優れた走行安定性を発揮します。
さらに、燃料タンク容量は、e-BOXER車は48リットルに対して、ストロングハイブリッドは63リットルに拡大。18.9km/L(WLTCモード)という優れた性能を達成し、航続距離は1000kmを超えるロングドライブが可能だといいます。
そして東京オートサロン2025では、発表されたばかりの新型クロストレック ストロングハイブリッドにSTI(スバルテクニカインターナショナル)が開発したスポーツパーツを装着した「STIパフォーマンス仕様」が披露されました。
外観のパーツでは、走りに効果的なダウンフォースを生み出す「STIルーフスポイラー」や、「STI」ロゴ入りの「STIアルミホイール 18インチ」を装着し、スポーティなスタイリングをさらに際立たせています。
加えて、「STIパフォーマンスマフラー&ガーニッシュキット」をインストール。「STI」ロゴが刻印されたSTIパフォーマンスマフラーは、直径70mmの2本出しマフラーをセンターに集約した仕様で、専用のガーニッシュとともにアグレッシブなリアビューを実現しました。
ほかにも、チェリーレッドの「STIテールゲートガーニッシュ」やカーボン調の「ドアハンドルプロテクター」といった、手軽に取り入れられるパーツも盛り込まれています。
見えない部分にもSTIパーツが装着されており、ドライバーの操作に対する挙動の一体感を向上させる「STI フレキシブルドロースティフナー リヤ」をリヤサイドフレーム左右間(リヤバンパー内側)に搭載。走りの質を高めたパフォーマンスSUVに仕立てられていました。