東京都は2025年1月16日、練馬区内で整備中の都市計画道路「放射第7号線」西側区間について、先行開通の具体的な日時を2月16日 15時と発表しました。
■ついに「一部開通」が発表!
東京都は2025年1月16日、練馬区内で整備中の都市計画道路「放射第7号線」西側区間について、先行開通の具体的な日時を発表しました。
開通は2月16日 15時の予定です。
放射第7号線は「目白通り」とも呼ばれ、都心と関越道をつなぐ役割も果たします。
関越道の練馬ICにつながったあとは、さらに西進して西東京市、新座市、東久留米市、清瀬市を経て所沢市までつながる壮大な計画となっていますが、いまだに少し先の大泉学園通りでブツ切れになったままです。
その先に用地交渉が停滞している工区があるのですが、工区西側はすでにほぼ完成形となっていました。そのため、少しでも道路施設を無駄にしないよう、都は昨年10月に先行開通の方針を決定しました。
そして今回、具体的な日時が固まった格好です。
今回開通となる区間は、大泉西中学校前から西東京市境の福泉寺通りまでの約1kmです。その西側の西東京市内はすでに開通済みで、主要南北軸の「伏見通り」へ直結しています。
近くにはライフ西大泉店もあり、買い物へ行くのに狭い路地をクネクネと走っていたのが、ほぼ目の前までまっすぐ到達可能になります。もちろん地域住民にとっても、伏見通りへの直接アクセスルートが誕生し、中央道調布ICへも所要時間短縮となります。
都心方面からの交通流もまだやって来ないので、あくまで暫定開通ということで、横断歩道や信号も暫定配置で交通開放されます。
最後の東側1kmについては、用地取得率98%で横ばいの状況。都は「早期の交通開放に向けて、現在、残る用地の取得に鋭意取り組んでいます」としています。
なお西東京市内でも、伏見通りからさらに西側が事業中。また新座市・東久留米市・清瀬市でも事業中で、用地取得が少しずつ進んでいます。全通すれば、幹線道路とまではいかないものの「都心~所沢」の新たなアクセスルートとなることが期待されます。