2025年2月から4月にかけて、複数のタイヤメーカーで値上げが予定されています。一体どれだけ値上げするのでしょうか。
■ガソリンの次は…タイヤが値上げする!
2025年1月16日からガソリン補助金が撤廃されたことで、ガソリンスタンドでは1リッターあたり5円ほど、店頭小売価格の値上げが実施されました。
しかし物価高騰の波はガソリンのみならずタイヤにも押し寄せており、2025年2月から4月にかけて、複数のタイヤメーカーで値上げが予定されています。
2025年1月20日時点で値上げを発表しているタイヤメーカーは、日本ミシュランタイヤ、ピレリジャパン、コンチネンタルタイヤ・ジャパン、住友ゴム工業の4社。
なかでも、先陣を切って2025年2月1日からの値上げを控えているのが日本ミシュランタイヤです。
具体的には「ミシュラン」「BFグッドリッチ」など各ブランドの国内市販用タイヤの価格を改定するといい、乗用車、二輪車、トラック、バスの夏用及び冬用タイヤ及びチューブ・フラップが対象商品となります。
値上げ幅は商品によって異なるとのことですが、平均5%から8%の値上げが実施されるといいます。
続いて、3月1日からの値上げを予定しているのが、ピレリジャパンです。
対象となるのは全製品カテゴリー及びブランドラインとし、平均5%の値上げ幅になるとのこと。
価格改定時期に関しては、乗用車、SUV向けの夏用とオールシーズンタイヤ、モータースポーツ、二輪車、スクーター用タイヤは3月1日。
乗用車、SUV向けの冬用タイヤは7月1日に実施するとし、それぞれ1年ぶりの値上げとなります。
また、同日にコンチネンタルタイヤ・ジャパンも値上げすることが発表されています。
対象商品は「コンチネンタル」の乗用車、トラック用のほか、同社グループの「バイキング」、「キズラベッド」、「ゼネラルタイヤ」といったブランドも含む国内市販用タイヤです。
なお値上げ率は平均5%とし、夏用とオールシーズンタイヤは3月1日に、冬用タイヤは7月1日に改定されるとのことです。
そして4月1日には、住友ゴム工業が展開する「ダンロップ」や「ファルケン」などの国内市販用タイヤの値上げが実施されます。
改定率はトラックやバス、農業機械用タイヤなどが平均8%、乗用車タイヤなどが平均6%としています。
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このように、主要なタイヤメーカーが相次いで値上げを控えています。
その背景にはゴムや石油などの原材料価格の高騰や、人件費及び物流コストの上昇、為替の影響があるとのことです。
特にタイヤ交換を予定している方は、これらの値上げ時期を考慮しながら、適切なタイミングで交換を行うことをおすすめします。