トヨタのドイツ法人は2025年1月10日、「ブリュッセルモーターショー2025」で新型「アーバンクルーザー」を公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「“アーバン”クルーザー」登場
トヨタのドイツ法人は2025年1月10日、「ブリュッセルモーターショー2025」(会期2025年1月10日〜19日)で新型「アーバンクルーザー」を公開したと発表しました。
アーバンクルーザーは2024年12月、欧州市場に向けて世界初公開されたSUVタイプのBEV(バッテリー電気自動車)です。
カーボンニュートラル社会を目指すために全方位で技術の可能性を模索する、いわゆるマルチパスウェイ戦略を担う重要モデルに位置づけており、「アーバンテック」をテーマに開発されました。
駆動用バッテリーの搭載を前提としたBEV専用プラットフォームを採用しています。
ボディサイズは全長4285mm×全幅1800mm×全高1640mm、ホイールベース2700mm。
コンパクトSUVの「ヤリスクロス」よりひと回り大きいサイズ感ながら、最小回転半径は0.1m小さい5.2mを実現しています。
エクステリアデザインは、新世代トヨタ車を象徴する「ハンマーヘッド」を採用するとともに筋肉質のような彫りの深い質感を追求。洗練された上質感とスポーティな雰囲気を巧みに表現しています。
インテリアデザインは、低く水平なインストルメントパネルや全方位の視界を確保する高めの着座位置など、SUVならではの特徴を備えています。
運転席正面の計器ディスプレイは10.25インチ、中央のマルチメディアディスプレイは10.1インチとなっています。
リアシートは前後スライド機能により、ワンクラス上のスペースを確保しています。また背もたれの角度調整のほか、40:20:40の比率で折りたたむことも可能で、多様なニーズに対応します。
パワーシート、JBLプレミアムオーディオシステム、ガラスルーフも設定します。価格は未定ですが、今夏、ドイツをはじめ欧州での発売を予定しています。