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ホンダ新型「“4人乗り”スーパーカー!?」公開! “ランボルギーニ顔”の声もある「ツルツル」デザインが超カッコイイ! 「ASIMO」も搭載した2026年登場の「新型サルーン」米で発表

くるまのニュース 2025年1月30日 13時50分

2025年1月8日、ホンダはCES2025で新型EVコンセプトモデル「Honda 0 サルーン」を発表しました。はたしてどのようなクルマなのでしょうか。

■ロボット界のアイドル「ASIMO」の名を与えた自動車用OSを採用

 2025年1月8日、ホンダは米国ラスベガスで開催された「CES2025」で、同社が2026年にグローバル市場への投入を計画している新型EVコンセプトカー「Honda 0 シリーズ(以下、ゼロシリーズ)」の2モデルを発表しました。

 CESとは、毎年1月にラスベガスで開催される最大級の規模を誇る電子機器の見本市です。出展内容は主に電気・電子機器ですが、近年では数多くの自動車メーカーが最新のEVを披露することが増えてきています。

 ホンダが発表した2台の新型EVコンセプトカーは、「Honda 0 SALOON(以下、ゼロサルーン)」と「Honda 0 SUV(以下、ゼロSUV)」。車名のとおりのサルーン(セダン)とSUVです。

 ゼロサルーンは、CES2024で初披露されたEVコンセプトモデル「SALOON(以下、サルーン)」の進化版となっています。明確な低車高とフロントエンドとエアエンド上部の大きな長方形が印象的なデザインは、そのまま2024年発表のサルーンを引き継いでいますが、一部ブラッシュアップされています。

 エクステリアでは、ヘッドライト周りが縦型のコンパクトな形状のものに変更され、フロントウインドウからボンネットまで連続したスラントと相まって非常にアバンギャルドでモダンなデザインになりました。

 この顔つきだけを見ると、ランボルギーニ「ガヤルド」を思い出すとSNSなどで話題になっています。

 ボディサイドも基本的なボディラインを変更していませんが、2024年発表のサルーンが採用していた大型ガルウイングドアは、一般的な4枚のヒンジドアに置き換わっています。これは、より市販モデルに近づいたことを象徴しているようです。

 リアは、サルーンの基本的な3ボックス構造ではなく、トランクを持たないステーションワゴンのような独特な形状をしています。小さなリアクオーターウインドウより後方はたっぷりしたパネルで覆われ、幅広のU字型のリアコンビネーションランプに薄型のリアウインドウが組み合わせられています。

 これでは後方視界の確保が困難なデザインに思えますが、ドアミラーの替わりにデジタルミラーを装備していることから、後方視界もカメラの映像で確保するものと見られます。

 ゼロシリーズのコンセプトは「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」としており、これを具現化するためのさまざまな最新技術が採用されています。

 その最新技術のうち、最もホットなトピックは、ゼロシリーズに搭載される自動車用OS(基本ソフトウェア)が、ホンダ独自開発の「ASIMO OS」であることです。

 ASIMOは、1986年に開発を開始し2000年に発表された、世界初の完全二足歩行人型ロボットで、2000〜10年代ではロボット界のアイコンとなって世界中で愛されました。

 ASIMOには、下界認識技術や人の意思をくみ取って行動する自律行動制御技術が搭載されており、その技術を先進知能化技術と融合してクルマの自動運転技術をはじめとするさまざまな制御機能に応用したのがASIMO OSとのことです。

 ホンダは、「世界中の皆様に驚きと感動を与え、次世代EVの象徴となることを目指す」という思いを込めて、次世代自動車用OSにASIMOの名を与えたと伝えています。

 ホンダは半導体メーカー「ルネサスエレクトロニクス株式会社」と、コアECU向け高性能SoC(システム・オン・チップ)の開発契約を締結したこともCES2025で発表しました。

 非常に印象的なデザインのゼロサルーンが、いったいどのような形で市販化されるのか、期待が高まります。

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