2025年1月10日、ホンダのインド法人は「エレベイト」に新たな特別仕様車「ブラック エディション」と「シグネチャー ブラック エディション」を発売しました。どのような仕様になっているのでしょうか。
■”真っ黒”な「エレベート」!
2025年1月10日、ホンダのインド法人は、コンパクトSUV「ELEVATE(エレベイト)」の新たな2つの特別仕様車「ブラック エディション」と「シグネチャー ブラック エディション」を発表しました。
エレベイトは、2023年6月にインド市場でデビューしたコンパクトSUVです。ちなみに日本で2024年3月にデビューした「WR-V」は、インドで製造されたエレベイトの日本市場向けモデルが輸入されて販売されています。
ボディサイズは、全長4312mm(日本仕様のWR-Vは4325mm)×全幅1790mm×全高1650mmというコンパクトなSUVで、大きなフロントグリルをはじめとした力強いデザインが特徴となっています。
パワートレインは、最高出力121PS(WR-Vは118PS)・最大トルク142N・m(同145N・m)を発生する直列4気筒1.5リッターガソリンにCVTないしは6速MTを組み合わせ、駆動方式はFF(前輪駆動)の1種類のみとなっています。なお、日本におけるWR-VはCVTのみの設定です。
日本ではハイブリッドモデルや4WDのラインナップが欲しいところですが、今や世界一の人口を誇り今後ますます発展が期待されるインド市場を主軸に置いた開発であったことからか、現在はガソリン・2WDのみというシンプルな構成となっています。
今回発売された2台の特別仕様車は、最上級グレード「ZX」をベースとしており、先進運転支援「ホンダセンシング」など充実の装備が採用されています。
ブラックエディションは、アルミホイールとナットにブラックのものを採用し、グリル上部はクローム、フロントおよびリアのスキッドガードやルーフレール、ドア下部ガーニッシュをシルバー仕上げとしたメリハリの効いたエクステリアとなっています。
インテリアでは、レザーシート&ステッチ、ドアパッド、アームレスト、インパネをブラックで統一しています。
シグネチャーブラックエディションでは、アルミホイール、ナット、アッパーグリル、フロントおよびリアのスキッドガード、ルーフレール、ドア下部ガーニッシュのすべてをブラックで統一。
インテリアはブラックエディション同様にブラックで統一した上、7色のアンビエントライトを装備しています。
シグネチャーブラックエディションは、エクステリアもインテリアも”真っ黒”で、高級感を高めた1台となっています。
価格は、ブラックエディションの6速MT車が1551万ルピー(約279万円)、CVT車が1673万ルピー(約301万円)、シグネチャーブラックエディションの6速MT車が1571万ルピー(約283万円)、CVT車が1693万ルピー(約305万円)となっています。
現時点で、日本のWR-Vには、ブラックエディションおよびシグネチャーブラックエディションの設定はありませんが、特に後者は日本市場でも販売されれば人気を集めることでしょう。さらに、台数限定でも6速MTが設定されれば、さらに注目が集まるのではないでしょうか。