スズキはミドルクラスのアドベンチャーバイク「Vストローム650 ABS」と「Vストローム650XT ABS」2025年モデルを発表しました。一体どのようなバイクなのでしょうか。
■国内唯一の「Vツインエンジン」搭載ミドルアドベンチャー!
2025年1月17日、スズキはミドルクラスのアドベンチャーバイク「Vストローム650 ABS」と「Vストローム650XT ABS」2025年モデルを2月5日に発売すると発表しました。
Vストロームシリーズは、かつて1988年に発売したビッグオフローダーバイクの名車「DR-BIG(DR750S)」のDNAを継承するスタイリングを採用し、フロントの縦型2灯ヘッドライトとクチバシデザインが特徴的です。
ラインナップとしては、250ccクラス、650ccクラス、800ccクラス、1050ccクラスの幅広い排気量を揃えています。
今回発表されたVストローム650では、燃費性能をわずかに向上させ、定価改定がされています。
初代Vストローム650は2004年に登場し、現行モデルは2017年に発売された第3世代となります。
力強く冒険心をかき立てるデザインが特徴で、大きなウィンドスクリーンを備え、優れた防風性と視認性を確保しています。
Vストローム650XTはアドベンチャー仕様を強調するデザイン要素が追加され、ワイヤースポークホイールやエンジンアンダーガード、ナックルカバーを標準装備した上位グレードです。
足回りでは、Vストローム650はキャストホイールを採用しており、オンロードでの軽快なハンドリングを提供します。一方でVストローム650XTは、チューブレスタイヤ対応のワイヤースポークホイールを装備しており、オフロード走行での耐久性と柔軟性を兼ね備えています。
前後サスペンションは適度なストローク量を持ち、オンオフ問わず、快適な乗り心地を実現しています。
パワーユニットは、国内でも希少なV型2気筒エンジンを搭載。滑らかな回転フィールと高いトルク特性で軽快なフィーリングを実現しています。
機能面では、トラクションコントロールシステムやスズキイージースタートシステム、ローRPMアシスト、ABS、電源ソケットなどを搭載。
カラーバリエーションは、Vストローム650 ABSが「パールビガーブルー」「グラススパークルブラック」の2色、Vストローム650XTが「チャンピオンイエローNo.2」「ブリリアントホワイト/パールビガーブルー」「グラススパークルブラック」の3色でどちらのモデルも全て継続色です。
2025年モデルの車両価格(消費税込)は、Vストローム650 ABSが99万円、Vストローム650XTが103万4000円です。
■主要諸元(スタンダード、XTともに同スペックです)
・全長×全幅×全高:2275mm×910mm×1405mm
・シート高:835mm
・車両重量:215kg
・乗車定員:2人
・エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
・総排気量:645cc
・最高出力:69馬力
・最大トルク:61Nm
・燃料消費率
定地燃費値:34.0km/L(60km/L) ※2名乗車時
WMTCモード値:23.6km/L ※1名乗車時
・燃料タンク容量:20L