トヨタ現行「クラウンシリーズ」として、「エステート」が2025年にも投入される予定です。同車は、ほかのシリーズにはないインテリアを備えているのですが、どのような特徴があるのでしょうか。
■ワゴンSUVの「クラウンエステート」まもなく発売!?
トヨタを代表するモデルといえば、「クラウン」を思い浮かべる人も多いでしょう。
クラウンはトヨタの中でも歴史が長いモデルのひとつであり、初代は日本で初めての「純国産設計車」として話題を集め、いつかは乗りたい憧れのクルマとして君臨し続けてきました。
現行モデルは2022年に発売された16代目で、2025年1月時点で販売されているのはクロスオーバーSUVの「クラウンクロスオーバー」、セダンタイプの「クラウンセダン」、クロスオーバーSUVの「クラウンスポーツ」の3種類。これらに加え、ワゴンSUVの「クラウンエステート」が追加される予定となっています。
クラウンエステートは、かつてクラウンのワゴン仕様として販売されたモデルですが、10数年ぶりに復活。
2022年の時点で“近々発売される”ことが発表されていましたが、2023年、2024年と登場が延期されており、2025年こそは発売されることが期待されています。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
クラウンエステートのボディサイズは、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mmと、国産SUVとしては大型のボディを誇ります。
クラウンエステートのパワーユニットは、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類が用意され、駆動方式は4WDのみ。
ボディカラーは、ホワイト、ブラック、青みがかったグレー、レッド、ブラウンが展開され、それぞれルーフやバックミラーをブラックとした2トーンカラーも用意されます。
そんなクラウンエステートで注目されるのは内装です。インテリアカラーはブラック、ブラウン、ブルーを基調としたバリエーションとなり、どれも高級感があって魅力的。
なかでもブルーのインテリアカラーは、ほかのクラウンシリーズには採用されていないクラウンエステートのみの専用カラーとなっており、上質かつスタイリッシュな内装を演出するのに一役買っています。
さらに、エアコン吹き出し口やインパネ、シフトノブなど、各所に淡いブロンズの加飾が取り入れられ、華やかな室内が広がっています。
そして荷室も特筆すべきポイントとなっていて、リアシートを前に倒すとフルフラットな荷室が広がり、多くの荷物を多く載せることが可能。
クラウンならではの高級感はそのままに、アウトドアや車中泊でも使い勝手が良いモデルとなるようです。