AERO OVER(エアロオーバー)は、「東京オートサロン2025」にて、トヨタ「クラウンスポーツ」のカスタムカー「AERO OVER CROWN SPORT」を発表しました。エンブレムまでフェラーリを意識した、インパクトの強い1台です。
■プロサングエに似ているから…!
2025年1月10日にAERO OVER(エアロオーバー)は、2025年1月に幕張メッセで開催された「東京オートサロン2025」にて、トヨタ「クラウン スポーツ」をベースとしたカスタムカー「AERO OVER クラウン スポーツ」をお披露目しました。
クラウンは、1955年に「トヨペット・クラウン」として販売を開始して以来、言わずと知れたトヨタを象徴するクルマの1つとして、現在も高級車の代名詞とされています。
2022年より販売を開始した16代目は、グローバル販売を視野に入れ、今までのイメージを覆すような現代的なデザインに一新されました。中でもクラウン スポーツは、スポーティなハッチバック型SUVです。
一方AERO OVERは大阪府和泉市に店舗を構え、エアロパーツやオリジナルリアキャンパーキットなどのカスタムパーツを主に販売しています。
今回初出展されたAERO OVER クラウン スポーツは、一瞬「フェラーリ!?」と思わせるようなエクステリアパーツを備えた同社の新作。東京オートサロン2025開催に向けて制作され、初公開となりました。
エンブレムやホイールキャップにはフェラーリの“跳ね馬”…と見せかけてクラウンの象徴である“王冠”を模したエンブレムが掲げられ、さらにリアに描かれた“P639e”のフォントもかなり“フェラーリらしい”ものに。
このほか、車検対応左右出しマフラー、フロントハーフスポイラー、オリジナルデザインのキャリパーカバーなどを装備。一式取り揃えたキット販売を基本としており、全てを合わせた費用は塗装込みで60万円強を予定しているとのことです。
このクルマの特徴やポイントなどについて、AERO OVERの担当者は以下のように話します。
「クラウンスポーツらしさは残しつつも、フェラーリ『プロサングエ』をリスペクトしたエクステリアパーツを制作し、憧れのスーパーカー気分を誰もが気軽に味わえるようなデザインとしました。
原形のクラウンは、どちらかというとシンプルな見た目をしていますが『フェラーリ感』や『外車感』をより出すため、特に前後のフェンダー周りは立体的な造形としたところがこだわったポイントです。
また、いくらプロサングエとクラウンスポーツで近しい部分があったとはいえ、パーツをそっくりそのまま移植すると不自然な感じが残ってしまいます。
そのため、元々のクルマが持っているラインを活かしながら、後付けでも違和感が無いようなデザインに修正を加えることを心がけました」
なお、クラウンスポーツをベースとしたきっかけについては「プロサングエとデザインにいくつかの共通点が感じられたので、『今持っているクラウンをもっとかっこよくドレスアップしたい』と考えているユーザーをターゲットとしたかったから」と教えてくれました。