国土交通省 奈良国道事務所は2025年1月20日、県内で進められている京奈和自動車道「大和北道路」の工事進展にともない、現道の国道24号で車線切り替えをおこなうと発表しました。
■最後の「ブツ切れ」2区間どうなった?
国土交通省 奈良国道事務所は2025年1月20日、県内で進められている京奈和自動車道「大和北道路」の工事進展にともない、現道の国道24号で車線切り替えをおこなうと発表しました。
京奈和道は、京滋バイパスから南下し、城陽・木津・奈良・大和郡山・橿原・五條を経て和歌山市内の阪和道へ直結する、全47.5kmの高規格道路です。
文字どおり京都から奈良盆地の各都市をつなぎ、紀ノ川沿いのエリアをむすんで和歌山市への信号ゼロアクセスを実現します。これまでは現道である国道24号がその重交通を一手に担っており、渋滞が慢性化して大きな課題となっていました。
そんな京奈和道もほとんどが開通済み。残る未開通の計画工区は、大和高田バイパス(南阪奈道路)との接続部を中心とした「大和御所道路」(4.4km)、そしてもうひとつが奈良市中心部をトンネル主体で抜け、大和郡山へ他つなぐ「大和北道路」(12.4km)です。
その大和北道路ですが、大部分を占める地下トンネルはまだ調査設計段階。しかし、南側の大和郡山市内の高架区間は2019年に着工し、2023年からはついに橋脚の建設が始まりました。
さて今回、その橋脚工事がさらに北へ拡大していきます。いままで約215mだった工事区間が、約460mに延長。国道24号の北行き車線は西側にスイッチし、橋脚工事のためのスペースを確保します。
車線切り替えは1月31日 朝6時の予定。現場では4本の橋脚がニョキニョキと立っていますが、さらに多くが立ち並ぶ光景になっていきます。