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ソニー・ホンダ新型「セダン」発表! ツルツルボディの「ハイパワーモデル」! 斬新ディスプレイグリル採用の「アフィーラ“ワン“」アメリカで予約開始へ

くるまのニュース 2025年1月23日 20時10分

2025年1月6日、ソニー・ホンダモビリティは「AFEELA 1」の予約受付を開始しました。このクルマは一体どのような特徴があるのでしょうか。

■ソニー・ホンダモビリティの量産モデル第1号の“予約受付”を開始

 2025年1月6日、ソニー・ホンダモビリティは、米国ラスベガスで開催された「CES2025」において、米国カリフォルニア州で「AFEELA 1(以下、アフィーラ ワン)のオンライン予約受付を開始したことを発表しました。

 ソニー・ホンダモビリティは、資本金100億円(出資比率ソニーグループ50%、ホンダ50%)で設立された自動車メーカーです。

 ホンダの自動車技術とソニーのエンタメ技術を融合した高付加価値のBEVの開発と、モビリティサービスの提供を行います。

 2023年1月に、ブランド名を「AFEELA」とすることを発表すると同時に、プロトタイプの初披露が行われました。

 アフィーラ ワンについては、ソニー・ホンダモビリティが企画・設計・開発・販売を担当。

 製造はホンダ、モビリティ向けサービスプラットフォームはソニーが開発してソニー・ホンダモビリティへ提供する仕組みとなるようです。

 アフィーラ ワンのボディサイズは、全長4915mm×全幅1900mm×全高1460mm、ホイールベースは3000mmとなる5人乗りの4ドア・セダンとなっています。

 そのデザインはプロトタイプをほぼそのまま引き継いだ、Dピラーがなだらかにリアまで下がるシンプルでエレガントなシルエット。

 パワートレインは、最高出力180kW(約244PS)を発生する電気モーターを前後輪に配置するデュアルモーターの四輪駆動となっています。

 バッテリーシステムは、容量91kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はEPAモード483km(300マイル)、WLTCモードに換算すると541km(336マイル)となります。

 充電性能は150kWのDC急速充電に対応(NACS規格)し、AC充電は11kWに対応しています。

 アフィーラ ワンには、多数の装備、機能が搭載されていますが、その中でも注目されるのは、ソニー独自の360度立体音響システムを採用、さらに「Dolby Atmos」に対応し、上下左右・奥行きも表現するリアルな音響空間を提供していることです。

 このサウンドシステムは、徹底された車外からのノイズ侵入対策と、ソニー・ホンダモビリティが培ってきたアクティブノイズキャンセリング技術と相まって、クルマの中にいるとは思えないエンターテインメント体験を提供します。

 また、車内外に18個のカメラ、1個のLiDAR、9個のレーダー、12個のソナーと合計40個のセンサーを搭載、360度センシングを可能にしています。

 さらに、それらのセンサーから得た膨大なデータは、AIによって複合的に認識・分析され、車両が適切な走行経路を提案する高度な運転支援を提供しています。

 プロトタイプで注目されていた、フロントグリル部に埋め込まれたディスプレイ「メディア バー」は量産モデルにも採用。クラウドと連携したスマートフォンアプリでカスタマイズが可能です。アプリでは空調操作やドアロックの施解錠のほか、走行履歴や充電履歴などのさまざまな車両情報を確認することが可能です。

 アフィーラ1のグレード構成は、ベースモデルの「Origin」と上級グレードの「Signature」の2種類で、価格はOriginが8万9900ドル(1ドル=157円の為替レートで約1411万円)、Signatureが10万2900ドル(同約1616万円)となっています。

 デリバリーは、Signatureが2026年央、Originが2027年とアナウンスされています。

 今回の発表では、日本市場導入についてのアナウンスはありませんでしたが、2022年10月の発表では、2025年後半よりデリバリーを開始する計画と伝えられていました。

 日本市場導入の発表は、そう遠くない先にありそうです。期待しましょう。

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