資源エネルギー庁が「ガソリン店頭価格」を発表しました。2週連続の値上がりです。
■レギュラーガソリン前週から“4.4円値上がり”
資源エネルギー庁は2025年1月22日、レギュラーガソリンの1月20日時点の店頭価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり185.1円で、前回(14日時点)から4.4円高くなりました。
なかでも値上がり幅が1番大きかったのは宮城県で、前回178.8円から6.3円値上がり、今回185.1円でした。
2週連続の値上がりで、発表を開始した1990年8月から本日まで発表されてきたレギュラーガソリン平均価格のなかで3番目に高い平均価格です。
レギュラーガソリン平均価格が1番高かった時期は、2023年9月4日に発表された186.5円です。
県別にみると、47都府県すべてで値上がりしています。
店頭価格でもっとも安かったのは岩手県で177.8円、次いで愛知県178.2円、徳島県と兵庫県が181.2円です。
一方、もっとも高かったのは高知県で193.6円、次いで長野県193.5円、山形県191.0円でした。
47都道府県の中で6県が190円を超えています。
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ガソリン価格の高騰は、クルマやバイクを使う人々の家計へ直接的な影響を与えています。特に車が生活必需品となる地域では、その影響は深刻な問題となっています。
企業においても、物流費の増加が経営に影響を与えます。特に輸送業や農業など、燃料を多く使用する業種では収益率の低下が避けられません。
こうした影響に対する政府の対応に注目が集まります。