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東村山~国分寺の“破滅渋滞”解消へ前進!?「新府中街道」2月に延伸開通へ 悲願の「町田直結」まであと2工区!?

くるまのニュース 2025年1月24日 15時10分

東京都建設局は2025年1月21日、多摩エリアの南北軸として整備中の「新府中街道」について、国分寺市内の約460mを暫定開通すると発表しました。開通日時は2月17日 14時です。

■JR中央線からさらに北側へ延伸

 東京都建設局は2025年1月21日、多摩エリアの南北軸として整備中の「新府中街道」について、国分寺市内の約460mを暫定開通すると発表しました。開通日時は2月17日 14時です。

 新府中街道は、所沢駅南東から西武国分寺線と並行して南下し、西国分寺駅の西側でJR中央線や多摩川を越えていくルートです。多摩川を超えた後も「多摩ニュータウン通り」として、聖蹟桜ヶ丘や堀之内、町田街道方面へ直通していきます。

「多摩南北主要5路線」のひとつに位置付けられ、国分寺市内では都市計画道路「国分寺3・2・8号 府中所沢線」という名称です。

 東村山市~国分寺市といえば、「道路空白地帯」と言ってもいいレベルで南北軸が貧弱で、どこもかしこも生活道路。中央道も関越道も遠く、延々と細道を抜けるしかありません。

 そんななか、唯一の南北軸を担う「府中街道」は、交通集中で破滅的な混雑となっています。その府中街道をバイパスもしくは拡幅改良するのが、「新府中街道」で総称される都市計画道路です。

 そんな新府中街道ですが、JR中央線を越える部分以南は開通済みで、今回そこから北へさらに約460mが延伸開通を果たします。

 延伸後は恋ヶ窪駅の駅前通りである都道222号に直結し、北東に進めば府中街道の現道に合流できるようになります。

 計画では4車線ですが、今回は暫定で、北行き1車線、南行き2車線という形態で交通開放されます。

 この次の延伸工区では、いよいよ西武国分寺線をアンダーパスで抜けていきます。現地ではすでにアンダーパス建設の準備が進んでいて、まずはアンダーパス内の雨水を排水するための施設整備が先行して行われているところです。工区全体の用地取得はほぼ終わっています。

 北側では、小川駅周辺の府中街道が4車線拡幅済み。「小川町西」交差点では、4車線道路が唐突にブツ切れて、南側に道路用地の空き地が広がっています。この工区は2024年3月時点で用地取得率78%となっています。

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