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“ホンダエンジン”&“日産エンジン”搭載のトヨタ「斬新クーペ」!? まさかの1000馬力超えな「双竜」公開! 3300万円で買える「魔改造モデル」とは

くるまのニュース 2025年1月26日 13時10分

サーキット&ドリームスCLRは、「TOKYO AUTO SALON 2025」にて、1台の車両に2つのエンジンを搭載する「双竜」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。

■トヨタのクーペに日産エンジンとホンダエンジンを搭載して1000馬力?

 サーキット&ドリームスCLR(以下、CLR)は、「TOKYO AUTO SALON 2025(以下、オートサロン)」にて、1台の車両に2つのエンジンを搭載する「双竜」を展示しました。大胆な発想を形にした双竜は来場者の関心を集め、ブースは大変な賑わいをみせました。

 どのような経緯により双竜を制作したのか、CLR代表の渡辺拓郎さんにお話をうかがいました。

 CLRは、栃木県日光市に店舗をかまえるチューニングショップ。ドリフト車両へのチューニングを得意とし、ほかにもメンテナンスや中古車販売を手がけます。

 展示された双竜はトヨタ「セラ」をベースとし、フロントに日産「SR20VET」エンジンを、リアにホンダ「K20A」エンジンを搭載します。両エンジンはそれぞれ手が加えられ、SR20VETは550馬力、K20Aは500馬力を発揮。単純な数値だけならば総排気量4000cc、総出力1050馬力のパワーユニットに相当します。

 本来のセラの駆動方式は前輪駆動ですが、1000馬力オーバーの大出力を生かすため4WDに変更されました。

 この双竜のシェイクダウンは既に済んでおり、サーキットで走行している姿は自動車メディアの動画チャンネルにて公開中。4輪から白煙をあげてコーナーを抜ける、いわゆる4WDドリフト姿に多くの反響が寄せられ、再生数は15万再生を数えます。

 ひとつの車両に2つのエンジンを搭載する構想自体は、20年前から渡辺さんの中にあったそう。20年を経て環境が整い、制作に着手。そして昨年、4WDドリフト走行を目的とした“第一形態”が完成しました。ベース車両にセラを選んだ理由は「格好いいから」なのだとか。

 今後も双竜のチューニングは引き続き行われ、2つのエンジンは共に700馬力までパワーを上げる予定。ただ、現段階でもサーキットの走行で怖さを感じるパワーであるため、全体的なバランスを取りながらの調整は必須だそう。

 また今後はドリフト走行だけでなく、グリップ走行によるサーキットのタイムアタックやヒルクライムにも挑戦したいと語られました。

 ちなみに双竜は購入することもでき、価格は約3300万円から(応相談)とアナウンスされています。

 コンパクトな車体に500馬力オーバーのエンジンを2つ搭載。異次元な走行を可能とした4WDドリフトマシンの双竜。決して安い価格ではありませんが、どのようなステージであれ注目を浴びるのは確実の一台。扱いきれる自信がある方は、購入を検討してみてはいかがだろうか。

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