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いすゞ新「“7人乗り”トラック」初公開! タフな「カクカクデザイン」×「クール内装」が超カッコイイ! 6人寝られる広々仕様の「車中泊」モデル「Travio EXPEDITION STRIKER“カスタマイズコンセプト”」登場

くるまのニュース 2025年1月23日 19時30分

2025年1月10日から13日まで、毎年恒例のカスタムカーイベント「東京オートサロン(TAS)2025」が開催されました。さまざまなモデルが登場するなか、いすゞのトラックをベースにしたカスタムカーが異彩を放っていました。どのようなクルマでしょうか。

■「AT限定普通免許」で運転ができる!

 2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン(TAS)2025」が開催されました。
 
 さまざまなチューニングモデルやドレスアップカーが登場するなか、いすゞのトラック「エルフ ミオ」をベースにしたカスタムカーが異彩を放っていました。

 いすゞブースの出展車両は全3モデルでしたが、特に注目したいのは「Travio EXPEDITION STRIKER(トラヴィオ エクスペディション ストライカー) カスタマイズコンセプト」です。

 ベースは、1.9リッター直列4気筒ディーゼルエンジンと6速ATを搭載したいすゞのキャンピングカー専用シャシー「トラヴィオ」。

 プリクラッシュブレーキや車線逸脱警報、ふらつき警報などの先進安全機能などを備えた最新のいすゞ小型トラック「ELFmio(エルフミオ)」に、テーパーサス、リアスタビライザー、ジェネレーターなど、キャンピングカー向けの専用装備を多数採用しており、快適な乗り心地と優れた安定性を実現しています。

 最大の特徴は、AT限定普通免許で運転ができるところです。

 全長4955mm×全幅1800mm×全高3000mm(荷台含む)のボディサイズは、一般的なキャピングカーよりもひと回り小さく、最小回転半径も4.4mと、軽自動車並みに小回りが利くので、初めてキャンピングカーを購入する人でも運転がしやすくなっています。

 TAS2025ではこのトラヴィオに、日本特殊ボディが製造販売している「エクスペディション ストライカー」が組み合わせられたモデルに、ブラックのホイールやフェンダーアーチなどのSUV風カスタマイズを施し出展されていました。

 同社のエクスペディションシリーズは「オフロード系キャンピングカー」を標榜します。

 エクスペディション ストライカーはそんなシリーズのトラヴィオ版として、2024年11月に発表されたばかりの新型モデルです。

 スクエア感を強調した外観からはタフな雰囲気が漂いますが、インテリアはビジネスホテルのような落ち着いた雰囲気。

 キッチンはもちろん、テレビや電子レンジ、冷蔵庫、エアコンまで装備。アルミボディには断熱材が使われており、夏の暑さや冬の寒さに対しても、エアコンがしっかりと効くように対策されています。

 就寝スペースは、運転席上方にあるスペースに3名、下側にマットを敷き詰めて3名、合わせて6名が同時に就寝可能とのこと。ちなみに乗車定員はキャブ側に3名、キャビンに4名の計7名です。

 コンパクトなボディサイズからは想像できない、十分なベッドエリアが確保されていました。

 ファミリー層から要望が多い運転席と居住エリアの行き来も、運転席の後方を介して移動が可能となっています。

 電源関係も充実しており、大容量のサブバッテリーのほか、ルーフにはソーラーパネル(オプション)も装備。

 100V外部充電や、エンジン動力を用いてオルタネーター発電も可能となっているなど、家族数名で2~3日であれば、途中の充電無しでも快適に過ごすことができるでしょう。

※ ※ ※

 エクスペディション ストライカーの車両価格(消費税込み)は1033万円から1069万円。6畳用エアコンや57リッターサイズの冷凍・冷蔵庫なども込みの価格です。

 エクスペディション ストライカーを開発した日本特殊ボディの仲間 晶 本部長は、次のように話します。

「購入者の8割が個人ユーザーですが、昨今は企業も福利厚生として購入していくケースが増えていて、今後さらに需要が増えるとみています」

 またレジャー用途のみならず、災害時の避難場所として検討する人も増えているといい、特にペットを飼っている人が「一緒に避難できる」として検討している人が少なくないと教えてくれました。

 遊びのためだけでなく、いざというときに泊まれる移動式住居として考えれば、キャンピングカーはひとつのいい選択となるのかもしれません。

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