ソニー・ホンダモビリティは、発売を控えている新型「AFEELA 1(以下、アフィーラ ワン)」を日本で初公開します。
■ソニー・ホンダ新型「アフィーラ ワン」日本初公開!
ソニー・ホンダモビリティ(以下、SHM)は、発売を控えている新型「AFEELA 1(以下、アフィーラ ワン)」の実車展示イベントを、2025年1月26日にオープンする「銀座ソニーパーク」(東京都中央区)にて開催します。
なお、イベント会期は2025年1月26日から3月17日ということです。
SHMとは、ソニーグループとホンダが50%ずつ資本金を出して設立された、「高い付加価値を持つEVの販売とサービス」を使命とする新しい自動車メーカーです。
そんなSHMの記念すべき第1号車として開発が続けられていたのが「アフィーラ」で、同車は2023年に米国で開催された「CES 2023」や、東京ビッグサイトで開催された「ジャパン モビリティショー2023」においてコンセプトモデルを公開。
2025年1月6日には、市販版となる新型アフィーラ ワンが米国の「CES2025」で世界初公開され、同日よりカリフォルニア州で予約受付を開始しました。
そして今回、銀座ソニーパークにおいて、この新型アフィーラ ワンの日本初公開が決定。
展示されるのは米国仕様車をベースにした車両は、先述のCES2025で展示したモデルならびに日本で発売予定のモデルとも異なる車両だといいます。
新型アフィーラ ワンは、先進のソフトウェアと高性能なハードウェアとの融合がもたらすモビリティの知能化により、人とクルマとのインタラクティブな関係性を追求。
現在公表されているボディサイズは、全長193.5インチ(約4920mm)×全幅74.8インチ(約1900mm)×全幅57.5インチ(約1460mm)と、全長全幅ともに大きな車体が目を引きます。
エクステリアは、コンセプトモデルのアフィーラとほぼ同様のデザインを採用しており、角張った要素を完全に廃したシンプルかつ美しいスタイリング。
また、Dピラーが緩やかに下りながらリアまで繋がるため、セダンというよりむしろ“4ドアクーペ”的なシルエットとなっています。
インテリアもコンセプト時のデザインを踏襲し、ダッシュボード上には横長3枚、電子ドアミラーの表示を含めると5枚のモニターが並ぶ近未来的な雰囲気。
ステアリングも「ヨークタイプ」として先進性を演出しました。
パワートレインは、前後に最高出力180kw(約244馬力)のモーターを配し、駆動方式はAWD(四輪駆動)。
91kWhのバッテリーと組み合わせたことで、最大航続距離は300マイル(約482km)と長距離移動にも対応します。
新型アフィーラ ワンの特徴でもある先進安全装備には、運転負荷軽減と安心・安全な移動体験を提供するADAS「AFEELA Intelligent Drive」を初搭載。
このシステムは、車体に搭載された40ものセンサー(カメラ、LiDAR、レーダー、超音波センサー)が周囲をセンシングして収集するデータと、最大800 TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)によって構成され、さらにAI技術を組み合わせてPerception(認識)、Prediction(予測)、Planning(行動計画)の各工程において高度な運転支援を提供するというもの。
これにより、出発から目的地における駐車までの全経路で、ドライバーの運転負荷を軽減するといいます。
くわえて、新型アフィーラ ワンが常時モニタリングしている周辺環境と運転状況は、Unreal Engineによって視覚化されたADASビューやマップとして、フロントシート前に配置されたディスプレイに表示されます。
さらに、対話型パーソナルエージェント「AFEELA Personal Agent」も搭載。
自然な対話を用いて様々な車載機能を音声コントロールできるほか、エージェントとの会話を楽しんだり、行動計画の提案を受けることも可能です。
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新型アフィーラ ワンのグレード展開は、ベースグレード「Origin」と上位グレード「Signature」の2グレード展開となり、日本での発売は2026年内を予定。
また日本での車両価格は公表されていませんが、アメリカにおいてはOrigin が8万9900ドル(約1422万円)から、Signatureが10万2900ドル(約1628万円)からとなっています。