首都高は2025年1月23日、2回目の「ETC専用化連絡調整会議」を開催。その中で、ETC専用化を取り巻く現状と、新たな導入スケジュールを明らかにしました。
■首都高さらにETC専用化
首都高は2025年1月23日、2回目の「ETC専用化連絡調整会議」を開催。
その中で、ETC専用化を取り巻く現状と、新たな導入スケジュールを明らかにしました。
高速道路の料金所のETC専用化については、国が2020年にロードマップを策定。2030年をめどに地方部を含めてETC専用化を概成させる方針を打ち出しています。
それをうけて首都高では、まず35か所をETC専用化。そのあと第二弾として、2025年度末までに9割にあたる160か所程度まで広げるとしていました。
しかし、世界情勢などによって、ETC機器などに必要な半導体の製造に遅れがでていて、スケジュールは後ろ倒しになる見込みとされました。
半導体の納入は2024年9月に全面再開され、ようやく機器の製造体制に見通しが立ったことから、今回あらためてスケジュールが明らかになりました。
まず2025年度までに、新たに55か所がETC専用化されます。向島線や池袋線、中央環状線など都心近傍の出入口が中心ですが、路線内の全出入口がまとめてETC化されるというわけではなく、整備準備が整っている場所から適宜おこなわれる形になります。
ひとつの出入口では、混乱を避けるために、同時に全ての方面のランプで料金所がETC化されます。
2025年5月下旬から、現地工事が着手されていく予定です。2026年度以降は、また追って工程を精査し、スケジュールを公表するとしています。