BYD Auto Japanが属するBYDグループは、中国・深センに本社を置くグローバル企業です。そんなBYD Auto Japanは2025年1月24日に「BYD事業方針発表会2025」を開催しました。
■BYD Auto Japanは、「BYD事業方針発表会2025」を開催しました。
2025年1月24日にBYD Auto Japanは、「BYD事業方針発表会2025」を開催しました。
この際に、日本発売モデル第4弾となる新型「SEALION 7(シーライオン 7)」を同年4月から販売することを明らかに。
さらには日本市場向けに専用開発した中型EVバス「J7」を初披露しました。
BYD Auto Japanが属するBYDグループは、中国・深センに本社を置くグローバル企業です、
BYDは1995年にバッテリーメーカーとして創業。現在は、IT
エレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティといった多様な領域で事業を展開しています。
特に自動車分野では、独自の技術で開発したブレードバッテリーや e-Platform 3.0といった最先端のテクノロジーを強みに、90以上の国と地域で電気自動車を展開しています。
今回、日本市場向けに新たなSUVとなる新型SEALION 7を導入します。
新型SEALION 7自体は、2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」で日本初披露されました。
新型SEALION 7のデザインは、海洋生物の自由さや美しさから着想を得たデザイン・フィロソフィーが基となっています。
これまでもBYDの乗用車には「海洋シリーズ」として「Dolphin」「SEAL」などの車名が付けられていました。
今回の新型SEALION 7は、そのシリーズのトップモデルらしく伸びやかでエレガントな見た目が特徴となっているクロスオーバーSUVです。
日本導入される新型SEALION 7のボディサイズは、全長4830mm×全幅1925mm×全高1620mm、ホイールベース2930mmの5人乗り仕様。
駆動方式は後輪駆動と四輪駆動が存在し、パワーユニットのモーター最高出力がフロント160kW、リア230kWです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、総電力量82.5kWhとなり、一充電の走行距離(WLTC)は後輪駆動が560km、四輪駆動が540kmとなっています。
なお今回の発表会では、新型SEALION 7に続き、PHEVを日本に導入することも明らかにしました。
BYDのPHEVには「DM-i(デュアルモード・インテリジェント)」が搭載されています。
これは、高効率のPHEV専用エンジンとモーター、ハイブリッド専用の変速機、そして最新のバッテリーマネジメントシステムなどが連携することで優れたパワーと燃費性能を両立させるものです。
PHEV導入の詳細については今後、詳細が明らかになるようです。
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また「BYD事業方針発表会2025」では、日本での商業事業に関する発表もありました。
BYDはEVバスに関して、2015年に初めて日本市場に導入しています。
現在までに累計350台を販売し、現在、日本国内のEVバス市場における販売シェアは7割強に。
現在のラインナップは小型EVバス「J6」と大型EVバス「K8」がありますが、今回新たに日本市場向けに専用開発した中型EVバス「J7」を初披露。
「J7」はBYDのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したブレードバッテリーを天井部分と後部に効率よく搭載することで、乗車後に段差がないフルフラットな床面を実現。1回の充電で250kmの走行が可能です。
なお「J7」の価格は、3650万円(税別)となり、2025年内に納車を始めると言います。
またBYDは、今後のBYD商用車部門の事業方針のひとつとして、EVバス市場に続き、EVトラック市場への新規参入を明らかにしました。
EVトラックについては2026年以降、順次ビジネス展開を始める予定で、今後はEVバスとEVトラックの両軸で、日本の公共交通ならびに物流分野での車両の電動化を推進していくとしています。