2025年1月開催の「東京オートサロン」で、「スカイライン」のフロントフェイスを取り付けたカスタムカーが披露されました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■「スカイライン顔」だけじゃない! 内装カスタムも凄かった
ことしも大盛況のうちに閉幕した、日本最大のカスタムカーショー「東京オートサロン2025」。例年、話題を集めるのはメーカーブースですが、「おっ!」と思わせるカスタマイズカーは、実は全国からのショップブースに潜んでいるもの。
なかでも、千葉県匝瑳市に店舗を構える「B-DASH」ブースに展示された車両も、驚きのカスタマイズカーのひとつです。
この車両、フロントには日産「スカイライン」(V37型・現行前期)のバンパーが備わり、リアにはレクサス「GS」用バンパーとメルセデス・ベンツ「Cクラス」(W204)のテールランプが装着され、真正面や真後ろから見ただけではベース車種が不明な1台。
このインパクト大なカスタマイズカーのベースとなっているのは、実はホンダ「オデッセイ」(3代目)で、B-DASHがカスタマイズを手掛けてはいるものの、実はオーナーカーというのも驚きのポイント。
オーナーはすでに20年近くこの車両に乗り続けているということで、元々はここまでの過激なカスタマイズはせずに乗っていたということですが、4代目オデッセイが登場したときにそのシャープなヘッドライト形状に一目惚れ。
すでに乗っていた3代目にヘッドライトをスワップしたことをキッカケにカスタマイズが進行し、同じく一目惚れをしたエイムゲイン製のV37スカイライン用フロントバンパーをオデッセイに装着できるよう、B-DASHに依頼したとのこと。
オーナーとしてはアレコレ細かな注文はしていないということですが、B-DASHはそんな無茶ぶりにも応えてくれるどころか、理想的な仕上がりにしてくれるということで大満足と話してくれました。
バンパーやライト類のスワップだけでなく、前後フェンダーをワンオフでブリスターフェンダー&オーバーフェンダー化するなど、ラグジュアリーセダン系のカスタマイズ手法を採り入れた仕上がりとなっているオデッセイ。
ドアミラーもレクサス「ES」のものを装着し、セダンテイストをさらにプラスしている点も注目です。
ボディカラーも以前は赤系のカラーをまとっていましたが、今回のリメイクに伴ってレクサスに採用されている「ヒートブルーコントラストレイヤリング」に変更。カスタムペイントのようで実は「純正色」というのも意外性があって面白い部分です。
またベース車のオデッセイは定番のスポーツグレード「アブソルート」系ではなく、通常グレードであるため、内装色がブラック系ではなくベージュ系というのもポイント。
このベージュ系内装を活かしたインテリアカスタマイズによって、こちらも高級セダンのような明るい仕上がりとなっているのもポイントと言えるでしょう。