「東京オートサロン2025」のスバル/STIブースでは、「WRX S4」の特別仕様車に多数のSTIパーツを盛り込んだカスタムカーが披露されました。どのようなモデルなのでしょうか。
■「WRX S4」の特別仕様車にスペシャルなカスタムを実装!
スバルは、「東京オートサロン2025」(2025年1月10日~12日)で、STIコンプリートカー「S210」(プロトタイプ)を世界初公開しました。
スポーツセダン「WRX S4」をベースに、エンジンの高性能化も含め、STI(スバルテクニカインターナショナル)がニュルブルクリンク24時間レース参戦車の知見を取り入れたチューニングを実施。最高出力300馬力を誇るハイスペックマシンとして2025年夏に発売される予定です。
S210の初公開が注目されるなか、東京オートサロン2025のスバル/STIブースでは、ベースとなったWRX S4の特別仕様車に多数のSTIパーツを盛り込んだカスタムカー「WRX S4 STIスポーツ R-Black Limited STIパフォーマンス」も展示されました。
どのような特徴があるのでしょうか。
同カスタムカーのベース車は、2.4リッター水平対向ターボエンジンとスバルパフォーマンストランスミッションを搭載する「WRX S4 STIスポーツ R」の特別仕様車「Black Limited」。2024年12月に発表されたばかりの特別仕様車ですが、外観は、ドアミラーやルーフアンテナをブラックとした、スポーティなコーディネートを特徴としています。
内装は、インパネミッドトリムやドアトリムをレッドステッチ入りのスエード調にしたほか、ブラックのRECARO製フロントシート(STIロゴ入り/運転席8ウェイパワーシート)を採用。
センタートレイ加飾やフロアコンソールリッド、ドアアームレストもレッドステッチ入りのブラック表皮巻とするなど、内外装をブラックでまとめました。
さらに、メーカーオプションの「大型リヤウイング」を搭載し、アグレッシブな“後ろ姿”も印象的です。
そのうえで、東京オートサロン2025に展示されたWRX S4 STIスポーツ R-Black Limited STIは、外観のカスタムパーツとして、空気の流れを整えて空力安定性を高める「STI フロントアンダースポイラー」「STI サイドアンダースポイラー」「STI リヤサイドアンダースポイラー」に加えて、「STIリヤアンダーディフューザー」を装着。
これらのSTIパーツはすでに販売されているもので、チェリーレッドとブラックのカラーバリエーションが用意されているのですが、WRX S4 STIスポーツ R-Black Limited STIパフォーマンスには精悍なブラックパーツが備わり、新色として設定された「ギャラクシーパープル・パール」のシックなカラーリングのボディに迫力を与えていました。
加えて、サウンドチューニングにこだわった「STIパフォーマンスマフラー」や、「STIフレキシブルタワーバー」「STI フレキシブルドロースティフナー(フロント/リヤ)」といった走りの質を高めるSTIパフォーマンスパーツも搭載。高い性能に磨きをかけた仕様となり、来場者の注目を集めていました。