トヨタ3代目「ヴェルファイア」ですが、これまで昭和時代のクルマによく装備されていたパーツが純正アクセサリーとしてラインナップしており、それらを選択することでレトロ仕様に仕上げることができます。一体どのようなパーツなのでしょうか。
■3代目ヴェルファイアが昭和仕様に大変身!
現行モデルであるトヨタ3代目「ヴェルファイア」は2023年6月にデビューし、これまで培われてきた高級ミニバンとしての伝統を受け継ぎながら、さらに進化を遂げています。
そして2025年1月には、装備の強化やPHEVモデルの追加を含むマイナーチェンジモデルが発売され、その魅力をより一層高めることとなりました。
最新技術を搭載し、ミニバンの最前線を走るヴェルファイアですが、一方でショーファーカーとしての役割を意識したクラシックな装備やアクセサリーも取り揃えられています。
そのため、オーナーのチョイス次第では、どこか懐かしさを感じさせるレトロな仕様に仕上げることも可能です。
代表的なアイテムとして挙げられるのが、昭和時代の高級車やタクシーでおなじみだったレース素材のシートカバーです。
この懐かしい装備は、3代目ヴェルファイアでも「ハーフシートカバー(ラグジュアリータイプ)」として純正アクセサリーにラインナップされています。
このアイテムを使用することで、現代的な車内に昭和の高級車らしいノスタルジックな雰囲気を取り入れることができます。
価格(消費税込、以下同)は1台分で7万3700円です。
また、後部座席用のアクセサリーとしては、レース調の織り柄が施された「室内カーテン(一重・プリーツタイプ)」も用意されています。
このカーテンは、上品なインテリアを演出しつつ、外からの視線を和らげる役割を果たします。
一重構造のため、遮光性は控えめながら自然な光を取り入れつつ、外からの視界をコントロールする独特のデザインが特徴です。
価格は4万5650円となっています。
さらに、ショーファーカーとしての用途を想定し、後部座席の乗降をサポートするための「アシストグリップ」も装備されています。
歴代の「クラウン」や「センチュリー」といった高級車に見られる伝統的な装備を踏襲しており、ヴェルファイアでも純正アクセサリーとしてウッド調のアシストグリップが設定されています。
このオプションの価格は6万6000円です。
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このように3代目ヴェルファイアは、最新技術をふんだんに取り入れる一方で、国産高級車の伝統を尊重したアクセサリーも充実しています。
レース生地のシートカバーやカーテン、そしてアシストグリップなど、どれも過去の名車が紡いできた遺産を現代に引き継いでいるのです。
なお、これらのアクセサリーは兄弟車である4代目「アルファード」にも同様に設定されています。