いすゞのノルウェー法人は、改良モデルの「D-MAX」を発表しました。
■デザイン変更&先進機能を強化…
いすゞのノルウェー法人は2025年1月20日、ピックアップトラック「D-MAX」の改良モデルを発表しました。
第1四半期からのデリバリー開始を予定しています。
いすゞ「D-MAX」は2002年に登場した貨客兼用のピックアップトラックです。現行型は3代目で、2019年10月に登場。ノルウェーでは2020年に発売されています。
主力ミディアムSUVの「MU-X」とはプラットフォームを共通しており、同車とともに欧州や中東をはじめ、アフリカ、中南米、オセアニアなど100か国以上の国と地域で展開する、グローバルモデルとなっています。
現行型では、従来から受け継いだ高い耐久性や走破性、信頼性に加え、ピックアップトラックのアッパーモデルとして、存在感を強めたデザインや豪華な仕立ての内装を採用しています。
ノルウェーにおいても、ピックアップトラックではベストセラーモデルとして支持され、2024年も販売台数ランキングではトップだったといいます。
2024年には大規模マイナーチェンジが実施され、生産国のタイを皮切りにオセアニアなどでも順次展開。この改良モデルがノルウェーにも導入された形です。
主にデザインの一新や先進機能の強化を図っています。
エクステリアはV型を強調した大型のアグレッシブな形状のグリルや新デザインのLEDヘッドライト、L字型のテールライトを採用し、洗練されたデザインに変更。
インテリアは大型のインフォテインメントシステムを搭載。メーターも液晶式を採用したことで、先進感や視認性が向上。また、インパネやドアトリムなどにはステッチを施し、上質な空間を創出しました。
ボディサイズはダブルキャブで全長5265mm×全幅1870mm×全高1790mm、ホイールベースは3125mmです。
先進運転支援は、最新の第4世代の3Dステレオカメラを採用。120度の視野角を持ち、最大150メートルの歩行者、自転車、車両を検知できる衝突被害軽減ブレーキを搭載しています。
このほか、インテリジェントアダプティブクルーズコントロールには交通標識認識を組み合わせ、自動でスピードを調整する機能やリアクロストラフィックアラート、視認性を高めた新しいリバースカメラなども採用しています。
ラインナップは、2人乗りの「エクステンデッドキャブ」タイプと、2人乗り・5人乗りの「ダブルキャブ」タイプを用意。グレードは各タイプで標準車、「プレミアム」、最上級の「ブラックエディション」を設定しています。
パワートレインは164馬力を発揮する4気筒ディーゼルターボエンジンに6速ATを組み合わせ、駆動方式は全車4WD。改良モデルでは「ラフテレインモード」を搭載し、電子制御リアデフロックと組み合わせて走破性を高めました。
改良モデルの新D-MAXの価格は、57万4900クローネ(約798万円)から116万900クローネ(約1612万円)に設定されています。