ベーシックから高級感あるものまで、多彩なてタイプが用意されているホンダのコンパクトカー「フィット」。ユーザーからの評価はどうなのでしょうか。
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ホンダのコンパクトカー「フィット」。ベーシックから高級感あるものまで、多彩なてタイプが用意されており、人気が高い1台です。
そんな同社を代表するモデルですが、ユーザーからの評価はどうなのでしょうか。
フィットは、コンパクトカーの新たなベンチマークを目指して、個々のユーザーの要求に1台で最大限に応える「パーソナルMAXの具現化」をコンセプトに開発されました。
特徴となるのは、燃料タンクを車体中央に配した「センタータンクレイアウト」を採用したことでの広い室内空間で、これはその後登場する歴代モデルにも採用されています。
そんなフィットですが、2020年2月に現行モデルとなる4代目が発売されました。
4代目の特徴は、初代から引継がれた低床FFプラットフォーム採用による広い室内や使い勝手を継承。
さらに、4代目は4つの「心地よさ」にこだわっています。
ひとつは、水平・直線基調のインストルメントパネルやシンプルで見やすいバイザーレスメーターを採用する安心感のある“心地よい視界”。
ふたつめは、シート構造や素材の見直しをはじめ、前後席ともに長距離ドライブでも疲れにくい快適な“座り心地”。
みつめは、2モーターならではの力強い加速と滑らかな走りを実現するホンダのハイブリッドシステム「e:HEV」の搭載などによる快適な“乗り心地“。
そして4つめは、広い室内空間や多彩なシートアレンジなど快適な移動をサポートする“使い心地”。
このように単純に移動するだけでなく、様々な部分着目したのが4代目です。
また2020年登場時は、ユーザーのライフスタイルやライフステージに合わせて選択できる5つのタイプを設定していました。
シンプルで自分らしさが光る”BASIC”(ベーシック)、生活になじむデザインと快適性を備えた“HOME”(ホーム)、毎日をアクティブに過ごしたい人のための“NESS”(ネス)。
さらに、週末に出かけたくなるエンジョイライフに応える“CROSSTAR”(クロスター)、洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュな“LUXE”(リュクス)というラインナップです。
しかしながら、2022年10月のマイナーチェンジでは、“NESS”(ネス)がラインナップから落ち、代わりに走りの質にこだわった新タイプ「RS(アールエス)」を新たに設定しました。
またパワートレインに関して、登場時は1.3リッターのガソリン車と、1.5リッターハイブリッド車をラインナップしていましたが、前述のマイナーチェンジで、ガソリン車は1.5リッターになっています。
なおボディサイズは全長3995-4095mm×全幅1695-1725mm×全高1515-1570mm、ホイールベースは2530mmです。
2024年9月の改良では、新たにオートリトラミラーや全席オートパワーウィンドウ、助手席シートバックポケット、ラゲッジルームランプを全グレードに標準装備とするとともに、各グレードの装備内容を変更し、日常での使い勝手をさらに高めています。
価格は、「BASIC(ガソリン車・FF)の172万0400円から「e:HEV LUXE(ハイブリッド車・4WD)」の284万6800円です。
そんなフィットの販売動向について、首都圏の販売店は次のように話しています。
「フィットにはお客様に合わせた5タイプが存在します。
法人様ではベーシック、アウトドアなど趣味が多彩な人はクロスター、走りが好きな人はRS、またご年配層からはリュクスなどお客様の趣味嗜好によって好まれるタイプは変わります。
総じて、室内空間の広さや見やすい視界などは、好評です」
また関西圏の販売店は次のように話しています。
「フィットはお客様によって好まれるタイプが変わります。
とくに年配のお客様はそれまで乗っていた上のクラスから乗り換える際などにリュクスを選ばれるお客様もおります。
また若い御夫婦でも高級感があるということでリュクスを選ばれるケースも。
また液晶のメーターパネルは見やすいと好評な他、ライバルにはないホンダのシート機構として後席座面が跳ね上がる『チップアップ』も荷物を乗せやすいと好評です」
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その他、フィットに乗っているユーザーからは「運転時の視界が開けていて運転がしやすい」、「リュクスのライトブラウン内装が高級感があって良い」。「特別仕様車BLACK STYLEの黒内装がカッコいい」などの声も見受けられます。
ホンダの小さな高級車といえるフィット。5つの異なるタイプを設定することで、幅広いユーザーから支持されているようです。