スズキのインド法人であるマルチスズキは2025年1月14日、小型商用バン「EECO(イーコ)」が発売15周年を迎えたと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■イーコが15周年!
スズキのインド法人であるマルチスズキは2025年1月14日、小型商用バン「EECO(イーコ)」が発売15周年を迎えたと発表しました。
イーコは、インドで生産されている小型商用バン。基本設計が古く、かつて日本で販売されていた「エブリイプラス」(1999年〜、2001年にエブリィランディへと改名、2005年に日本販売終了)の主要コンポーネントを採用しています。
エブリイプラス/ランディは、軽自動車をベースにした3列シート7人乗りのミニバンで、1.3リッターエンジンを搭載していました。
日本での販売終了後、生産拠点をインドに移し、途上国や新興国などでイーコとして展開しています。
ボディサイズは全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mm、ホイールベース2350mm。パワーユニットはガソリンと圧縮天然ガスの両方に対応する1.2リッター直列4気筒エンジン「S-CNG」で、5MTを組み合わせています。
最高出力・最大トルクはガソリンが80ps・最大トルク104Nm、圧縮天然ガスが70ps・最大トルク108Nmです。
一部グレードでエアコンが未設定になっているなど装備はとても簡素ですが、バリエーションは豊富で、2列シート5人乗り、3列シート7人乗り、貨物仕様、救急車仕様など13種類を用意しています。
ボディカラーはブルー、グレー、ホワイト、ブラック、シルバー。価格は53万2000ルピー(約95万円)から。同クラスシェア約90%、カスタマーは2010年発売以来120万人以上に及ぶなかで15周年を迎えることができたことにあたり、同社の役員は次のように述べました。
「イーコは移動する喜びを提供するだけにとどまらず、多くの企業の成長を支え、都市から農村地域まであらゆるシーンで頼れる相棒としての地位を築くことができました。インドの誇りです」