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トヨタの斬新「“2シーター”シエンタ」とは? めちゃ広ッ「部屋風な車内」の車中泊仕様&画期的“窓ガラス”採用! くつろげる「JUNO」に注目!

くるまのニュース 2025年1月29日 11時10分

トヨタの人気ミニバン「シエンタ」をベースに、新たなカーライフライフスタイルを提案する「JUNO」とは一体どのようなクルマなのでしょうか。

■未来志向のカーライフを提案! 革新的な「シエンタ」とは?

 トヨタのミニバン「シエンタ」は、そのコンパクトなボディサイズと多彩なシートレイアウトで、多くの世代から支持を集めています。
 
 実際に、日本自動車販売協会連合会が発表した2024年の「新車統計データ 乗用車ブランド通称名別順位」では3位(11万1090台)を記録するなど、安定した人気を誇ります。
 
 そんなシエンタをベースに新たなカーライフスタイルを定義したモデルが、2023年10月の「ジャパンモビリティショー(JMS)」で公開されていました。

 そのクルマとは、「JUNO」です。
 
 同車は「日常と非日常をシームレスにつなぐモビリティ」を目指して設計されています。

 コンパクトなボディながら、車内空間を最大限に活用し、新たなモビリティ体験を提供する工夫が詰まっています。

 シートレイアウトはベースのシエンタとは異なる2人乗り仕様で、後部座席はあえて廃止。

 その代わりに車内空間をアレンジして「暮らし」を充実させるアイデアが随所に盛り込まれています。

 本来の後部座席スペースにはソファ、テーブル、収納スペースなどを配置でき、好みに応じたレイアウトが可能です。

 たとえば、リビングルーム風にセットアップすれば、ドライブ先でくつろぎの時間を過ごすことができます。

 また、テーブルを設置すれば、車内を簡易的なリモートワークの場としても利用可能です。

 さらに、JUNOは車中泊にも対応した設計となっています。

 リラックススペースや仮眠場所として使用できるため、アウトドアや旅先での快適な空間を実現。

 これにより、従来の「移動するクルマ」から一歩進み、「暮らすためのクルマ」という新しい価値観を提案しています。

 快適性を高めるために、JUNOには「電子スクリーン」と呼ばれる先進的な窓ガラス技術が採用されています。

 このシステムでは、スマートフォンのアプリを使用して窓の透過率を調整でき、遮光レベルを窓ごとに設定することが可能です。

 これにより、車内は外からの視線を遮りつつ、自然光を活用したプライベート空間として活用できます。この技術は、車中泊時やリモートワーク中にも最適な環境を提供します。

 トヨタは、JUNOを通じて「クルマとともに暮らす」という未来志向のライフスタイルを提案。

 キャンプやアウトドアの目的地で車内をリビングルームのように使ったり、長距離移動の途中で仮眠を取ったりするなど、日常と非日常を自由に行き来できる可能性を示しています。

 JUNOはあくまでコンセプトカーとして開発され、市販化の予定は明らかにされていません。

 しかし、その斬新なデザインやアイデアは、自動車業界に新たな方向性を示しています。

 特に、アウトドアブームや車中泊需要が今も一定の需要があるなかで、こうした次世代モビリティの需要はさらに高まると考えられます。

 JUNOが今後どのように進化し、実際に市販されるかは不明ですが、そのデザインやアイデアは、次世代のクルマのあり方を考える上で重要な参考になるでしょう。

 私たちの暮らしに新たな可能性をもたらすJUNOの未来に、期待が高まります。

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